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大黒
風が吹く 枯れ木をなぎ倒し 凍てつく大地を吹きすさぶ 風が吹く 暖かな家族の喜びを 灼熱の炎で焼き尽くす 風は吹く 星星の高みから 這いずるものの地平から 風は吹く 性愛の快楽に耽り 死の断末魔を哂いながら 風は吹くのだ ああ、大いなる暗黒 最大の敬意と汚辱をもって お前を呼ぼう 風が吹く 喜びも悲しみも 暴威の限りを尽くして 風は吹く 生と死の絡まりを 熱く醒めた瞳をもって 風は吹くのだ
大黒 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1132.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-05-10
コメント日時 2021-05-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは。 他人の作品を読むとき、その作者さんとそのテキストの間にある作者さんの思考が先行して入ってきてしまいます。バイアスとは違うものです。 私は花が綺麗、空が美しい、空気が気持ちいいという表現、それが無いのです。正確に云えば、他人が発する花が綺麗という語句を目にしても、そこにあるのは「他人が花が綺麗といっている」、それ以上の何かを感得することは稀です。稀にある感得は、悪意を想像させる時です。悪意は人間性社会性の真逆にあります。私にとってはですが。私は人間性(善性)をもちろん保っている。しかし、一方で放棄したくなる本能もあります。 私は他人への想像力が欠落している特異なものかもしれません。悪意は共感を拒否する表情をしながら、泣いている。 前説が長くなり、恐縮ですが、本作にある>風が吹く 憂いの顔と、それを晴らそうとする揺らぎを感じました。その揺らぎの振り幅は、もっと大きいはずに思うのです。その揺り幅の大きさの表現が少し不足しているように思いました。
1コメントありがとうございます。 コメント自体が詩のようで面白いですね。 >>揺り幅の大きさの表現が少し不足している 確かにそうですね。 二面性を書こうとして少々近しいものばかりを並べてしまったきらいがあります。 たぶん、この詩は最終稿ではないので、次推敲するときは気をつけようと思います。
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