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石ころ
ぼくの目のまえには 石ころがある しかしぼくは 石ころを拾わない ぼくが最後に石ころを拾ったのは 15年まえの バーベキューで水きりをしたとき そのときの石ころは 水きりにうってつけな 平べったい石ころでしたから つるんとしていて なめからな表面を たたえていました ではいま目のまえにある石ころは どうでしょう ごつごつしているようにも ざらざらしているようにも見えると 口でいうのは わけもありませんが 触ってもいないのに わかったつもりになって いったいぼくは なにを言えるのでしょう それでも ぼくはもう 石ころを拾わずに ああ、これは きっとごつごつしているね たぶんざらざらしているだろうと わけもなく口にする そういう人に なったのでした
石ころ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1143.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2021-03-28
コメント日時 2021-04-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合ポイント | 3 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
もう水切りなんてしようと思わなくなってしまったのであろう、変化。成長なのか、そうとも言えない気がします。 そういう人に なったのでした 自分も突き放してるような語り口は嫌いじゃないですね。
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