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アルバム
大音量で流していたアルバムがもうすぐ終わる このまま君の声が聞こえなくなってしまいそうで、何度も残りの曲を確認した もうあと一曲 最後の曲に切り替わるあいだの一瞬 今までの曲が一挙に思い出された あぁ、そうだ 確かに君はそこにいて 歌っていた 僕の目の前で笑っていた ついにアルバムが終わって 君の声が耳やスピーカーに染み付いた じんわりと静寂が部屋を包み 胸のざわめきを目立たせる 最後の曲はなんとも最後らしくない曲だった ずっと続くように思わせて突然終わる 君らしいといえば君らしい 10年後、20年後 いつかまた、と祈りを込めて 僕という今をCDに染み込ませて ケースを閉じた
アルバム ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1099.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2021-03-07
コメント日時 2021-03-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
コメントありがとうございます! 確かに今はスマホなどで聞くのが主流にはなりましたが、私は音楽がとても好きなのでいつもお気に入りのアーティストやアルバムはCDを買うようにしているんです。今でもアーティストが心を込めてcdを制作している点からも、私は時代錯誤ではないような気がしています。でも、一般的にみたらそうではないのかもしれませんね…笑。共感を得られないというかなんというか…って感じですよね? そうだとしても、この詩は私の実体験をもとに書いたものなので多少時代の流れとずれがあっても問題はありません。 10年後、20年後を今ととらえるのは面白いアイデアだと思いました!そのつもりはなかったのですが、そういう形で書いてみるのもいいですね。
0「僕」は「歌手」だったんですね。私も人生という舞台を歌ってみたいです。
0君にあたる人物はこうやって詩になっているので 書いている人よりも詩人なんだろうと思いました。
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