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花
6月の花咲いているこの星に 君は確かに生きていた 僕を冷やしてまだ飽かず 水を欲するこの星に 7月の花咲いているこの星に 君は確かに生きていた 炎天にはねる蜥蜴の尾 息絶えるまで見ていたよ 8月の花咲いているこの星に 君は確かに生きていた 繰り返される悲しみを 鞄に詰めて歩き出す 9月の花咲いているこの星に 君は確かに生きていた テレビが壊れてしまったと リモコンを手に立ち尽くす 10月の花咲いているこの庭に 君の姿はもう見えない 風にこぼれた種だろか 11月の花だろか
花 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 888.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-09-10
コメント日時 2017-09-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おはようございます。 「10月の花咲いているこの庭に 君の姿はもう見えない」以降の部分に、何か不思議な感覚を与える、印象的な詩だと思いました。 読む側に様々な受け取りかたをさせる作品のように感じました。
0タサキさんと重なりますが・・・ 〈テレビが壊れてしまったと リモコンを手に立ち尽くす〉 離れた場所から、ふるさとを見ている語り手。想像を働かせれば、宇宙ステーションから、君、が生きていた痕跡を見守り続ける・・・そんな飛躍。 文体を切り詰め、リズムを整えていくことによって得られる心地よさ、潮騒のような懐かしさ・・・その音楽的な余韻が、歌詞のように優しく心に入ってくる。他方、君、が、いのち全般まで拡張されているような曖昧さ、悲しみを鞄に詰めて・・・とか、風にこぼれた種、といった、常套句的な甘さに寄りすぎてはいないだろうか・・・そんなことが、少し気になりました。
0花はどこにいった・・・そんな歌詞を詩として読むときの感覚に近いかもしれないですね。と、今思いました。
0花緒さん、m.tasakiさん、まりもさんへ 皆様レスありがとうございました。 この詩はネットに詩を投稿し始めてから2作目の詩になります。ご指摘のとおり若干ありきたりな表現が多いですね。 「花はどこへ行った」ピート・シーガーの有名な反戦歌ですが。 私はこの曲をドイツのカタリーナ・ビットというフィギュアスケーターが選曲し滑る姿を見て初めて知りました。 私の詩もどちらかというと歌詞に近いかもしれません。現代詩を前進させるような前衛性は皆無ですが、自然に口ずさむのにはいいかもしれません。 拙い技術は今も変わりませんが、さらさらと書いている筆致が、今読み返してみると逆に新鮮に感じたりも致します。
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