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目が覚めたら
明るいけど今は何時だ カーテンを開けるのも面倒 きっと向こう側は別の世界かなんかだろう 僕は知らない あーあ そのまま天井の模様を眺めた 同じ模様が一つ、二つ… もう一度、目を閉じた 静かな湖 大きな湖に、僕は浮かんでいる 何処までも続いているような気がする 蒸し暑い空を仰いで 泳ぐでもなく、沈むでもなく 力無く浮かんでいた 少しだけ水面が揺れていて それは僕の心を落ち着かせない クレヨンの宝の地図にはバツ印がついている それは大きな湖のほとりの2番目の木の下である そこで君は目をつぶって踊っていた けれど君の白や小さな手足はとっくに色褪せている ように見える あぁ、水面を揺らしているのは君か 突然、湖が大きな波を起こして僕を飲み込んだ ぼくはおどるだけ そうやって いつかべつのせかいにいけるように たからのちずにばつじるしをつけておいたんだ はっ、として目を開けた 白い天井が日の光を反射して輝いている カーテンが少し開いていて向こう側が見える 僕は立ち上がり窓を開けた 家の近くの湖、こんなに小さかったっけ 少し冷たい風がとろんとした目を覚ます 深呼吸をして 瞬きをしたら 広がっていたのは僕の世界だった
目が覚めたら ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1024.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2021-02-26
コメント日時 2021-02-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
夢特有の不思議サイケデリックを綺麗に書けていると思います。 あぁ、水面を揺らしているのは君か ↑あくまで私の中でだけど、ここはグッと来た。私もこんなんキメてみてぇなと思いました。 広がっていたのは僕の世界だった ↑ここもシメとしては良いです。
0ありがとうございます。 上記の2つのポイントは私にとってもお気に入りのポイントです。 不思議サイケデリックですか…ふわっとしていてもやもやしてた雰囲気をよく言葉にしてくれました。まさにそれです、私が書きたかったのは!!
0「僕の世界」が素晴らしい世界であったら良いと思います。夢オチと思っていたらさらなる世界の広がりがあってびっくりしました。
0コメントありがとうございます。「僕の世界」は彼次第で素晴らしい世界にもそうでない世界にもなりえます。
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