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ままならない決意
さりげない時間だろうか 赤色を 指摘されながら 横断歩道の 並行に五メートル離れたところを 平気で渡ってしまうように 倫理を刺激する警戒線が 流動する 去り得ない質感だろうか 同極の磁石の 間に起こる 反発力のごとき 義務みたいなもの それは きみにとって 僕が 必然であること ぼくには 癖がある 本棚を探り 読みたい本を摘んでいながら 目が すでに 次に掴むべき本を 追っていたりする 木霊も 帰ってこない 静かだ 二時間噛んだガムの 無駄さが ぼくの口には よく合う 意義のある 新しいガムを持つ手が 痺れを切らして 震えている あと一時間 このガムを 口で 捏ねて遊ぶ
ままならない決意 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 959.3
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 1
作成日時 2021-02-11
コメント日時 2021-02-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「きみにとって僕が必然であること」とありますが、二人の正体が分かりません「僕は人間だと思うのですが「きみ」ってひょっとして横断歩道?と思ったりしています。私ではこの詩の正解を導き出すことはできません。詩そのものは荒廃感が全面に出てて私の苦手な詩ですが、書き手の方は何の意図を持っているのか気になります
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