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詩とは
「秋の日のヴィオロンの」 にはじまり 「ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん」 と続き 「みんな違ってみんないい」 で時はとまっていた 吾に言の葉を如からずんばし(詩 or 死 ? )を 大笑いがさせたくてキーを撃つ 時の流れはペンを持つことを不要にした 直筆では書いた本人でも判読不能にて 文明の利器とはまっことありがたし 折からの寒気に震えつつ 凍てついた指でキーをひとつひとつ 待てど暮らせど マティーニとクレッシェンド 飲んだことも意味も知らずに 想い浮かぶ言葉の発砲 生憎、女性に関しては美食家ゆえ いつも、ペコペコなのよ、と軽い笑みを 「吹く風を心の友とし」 「秋刀魚苦いか、塩っぱいか」 「この腐敗した世界に堕とされた」 本当に申し訳ない。でも、この部分を聴くと笑いが‥.‥ 最近はシガーもコンビニにて手に入る便利な環境 税金を支払えども肩身狭き世 わが身世に経る煙吐く間に 詩には適度な長さが要 最早、紙面は1枚を超え この頁にて完結を決む 結局、これまで笑いも齎せず 初投稿にてこれにて御免 蒙るには心残りで なんとか一笑あげたき気概 詩とは言に寺 「てらてらずい」とは当地の言葉 「ギガギガずい」も実在方言 図らずもCP言語には「T=テラ」と「G=ギガ」 感動させたきは詩する者の魂 白秋の頃の年齢ではあるが 玄冬はまだまだ先の気分にて 朱夏は未だ吾が心持ちにて 永遠の青春を志す これからすべてが面白くなると神託 ORACLEがおらあに来る わくわくさせてドキドキさせる アファメーションをアフォメーションと 言っているのを聴いて笑いが襲う ああ、さういや、こんな笑ひ話があつた ある霊能者を男性が訪れたら 霊能者曰く 「お前の姉さんは、生前の行いがもとで 地獄(ずごぐ)で苦すんでいる〜」 「わたしに姉はいませんが‥‥」 「いだらの話(はなす)だー」 これにてこの詩ももう直、完よ 笑ってもらえりゃ吾が意を得たり 冬の部屋ひねもすにたりのたりかな 牛獅子氏 2021.1.2.21:23 Forever 5 years kid
詩とは ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 956.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-01-02
コメント日時 2021-01-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
何回か読み直したうえで、「詩とは」というタイトルなのですが、「笑い」についての作品なのだと納得しました。 いきなりで恐縮ですが、僕なりに「笑い」が起きる理由を示すと、ある時間・空間にて了解している文脈をずらしたり、壊したりする時に生じると考えています。そのずらし方や壊し方は人によって変わり、難しいのですが…、「葬式」といった場所では「笑ってはいけない」という明文化されていない習慣があり、儀式であるために、礼儀・作法・所作などある程度了解された文脈がその場所に存在するのですが、そこからずれたこと、思いもしなかったことが起きた時に笑いが生じるのだと。(無論、これが全てではなく、あくまで一つの考えとして) つまり、この詩は「詩とは」とタイトルがあることによって、読み手は一見、「お、詩について語っているなら読んでみようと」と思ったら、詩が何であるかというよりは、詩・歌・句のパロディと言葉遊びを読まされるというズレが先ず生じます。そして、語り手自身がある程度自覚的に「大笑いがさせたくてキーを撃つ」「本当に申し訳ない。でも、この部分を聴くと笑いが……」「結局、これまで笑いも齎せず」などなど、笑いについて考えていることを示唆しています。既存作品をパロディにするということも了解された文脈をずらすという行為です。それにしても、これだけ多くの種類の詩文(歌も句も)をネタにするということ自体が、「作者」そのものが「詩」をある程度了解している存在であることを想わされます。 それで、僕はこの詩を読んで笑えたかどうかって。その答えは「うしししし」ということで。
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