別枠表示
紅白
むなしいね 得た物全部 意味ないね むなしいよ 求めた物全部 価値ないよ むなしくて 涙さえ乾いてさ 血を抜いて 雪の公園にぶちまけた
紅白 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1476.2
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-01-02
コメント日時 2021-02-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
救いがないですね。読んでいて辛いです。紅白はおめでたいの象徴みたいなものですが、そんなタイトルにも皮肉めいたものや自嘲の気分と詩文とのコントラストの強さを見るようです。
0即興で返詩を川柳で。 むなしいね ぶちまけたので 詩をうたう
0湯煙さん、ありがとうございます。 むなしいというのも、なかなか悪いものではないですよ。 むなしさを知ると、むなしくないものも知れるように思います。 禅問答のような言い方をしますと、あらゆる物がむなしくなると、色んなものがむなしくなくなる。 そんな風にも思います。
0羽田恭さん、ありがとうございます。 では、さらに。 むなしくて 投げ捨てられた 心臓が うたいはじめる 夜の公園
1最後の、血がぶちまけられた雪景色が、生々しくて素敵だなと思いました。 自分には、暗い雰囲気の中で紅白がぽっかりと浮かび上がっているように見えました。
0奥村うみさん、ありがとうございます。 どんなにむなしくても、体はたしかで。 その生々しさ。 そういうのはけっこう大切に思います。 痛い身体を寒空の公園に刻みつけるのですよ。 奥村うみさんの心に紅白を思い浮かべることができたのなら、そしてそれが素敵なものであったのなら、よかったです。
0少し深読みかもしれませんが、むなしい「ね」からむなしい「よ」と語尾が変化していることに注目しました。これは「〜なんだよね」と同意や同情を求めたが、思い通りの返事が無くて「〜なんだよ」と訴えているように感じました。 そう思うと、最後のぶちまけた、という荒い動作に納得がいくというか。訴えても訴えても理解してくれないもどかしさみたいなものが感じ取れます。まあ僕の妄想かもしれませんが笑。
0つららさん、ありがとうございます。 着眼点が鋭いですね。 僕自身につららさんの仰るような、苛立ちのようなものがあるのはたしかなんですよ。 ただ、これを書いているときにそういう想いを意識して込めたかというと、そういうわけではないんです。 それでも、つららさんはこの文章のわずかなゆらぎからそれを読み取った。 そういう洞察力は、なかなか教えられて身につくものでもないと思います。 なので、つららさんに読み取って、コメントしていただき、ありがたいです。
0最初の二連読んで、これはいいと感じていました。でも気になることがあって色々考えようとしていたのですが、もう投票期間も終わってしまうので書こうと思います。その気になることとはつまり、 >涙さえ乾いてさ の一行です。この一行によって、話者はかつて泣いてしまうようなことがあったんだなと察せられるのですが、それ以上の効果はないように思えます、ので、これがないほうがよかったなと思ってしまいます。
0鳴海幸子さん、評をありがとうございます。 通知に気づかず返信が遅れました。 ご指摘の箇所ですが、ここでは涙が涸れ果てるとかそういう意味合いもあるんですよ。 そして、涙も涸れ果てるというのは、けっこう心にくるものがあります。 ただ、そのところが、昔泣いていたことがあったという客観的事実を伝える以上の効果を与えられていなかったら、それは僕の実力不足ですね。 評をいただけると、自分とは別の視点を感じられるので、おもしろいものです。 ありがとうございました。
1投票もしていただけようで、重ねてありがとうございます。
1