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わたし
三十になるまえに 言いたいことはすべて言い 読みたいものをすべて読む やりたいことは余すことなく 会いたい人はみんな会い そこで 話したいことをぜんぶ話してやるのだ── と 願ってますが ほんとうはそんなこと 誰ひとりとして できたためしがないのだと知ってます けれども わたしがなぜ机に向かい 言葉をひねりだしていうのか というとそれは 子供の頃のわたしがいつも 泣いてばかりいたからなんです 分かったときに分かればいいと 思ってわたしに詩を書くことが 名誉になったりするわけじゃなし 昔の自分が少しでも 泣き止むのならそれでもいいと 思ってわたしは本日も 机に向かって思案している
わたし ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1287.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-12-28
コメント日時 2021-01-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
詩でもあり、エッセイでもあるのだな、と感じました。 何かを書かずにはやっていられない時があります。理由は人によるんでしょう。 すごいもの作って誉められたい、とか。 将来なにか役立つかもしれない、とか。 書くことで過去の悲しいことを洗い流したい、とか。いろいろ。 理由ははっきりしないけど、なんか書いてる。書いている自分がいる。書いて自分を作り出している。自分を探している。そんな場合もある。 寂しくて、優しい詩だと思いました。
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