人間チック - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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人間チック    

人間チック① 朝、腕時計が、焼酎のグラスに落ち込んでいるのを発見した 豆腐の賞味期限が切れていたり (かつお節が大丈夫だっただけラッキーなのだが) ドアに鍵がうまくはまらなかったり (鍵をもってるだけめっけもん) 靴紐を自分でふんずけてほどいてしまったり (気に入った靴なのでグレイトなはずだが) 各々それなりの 動作の一つ一つがうまくいかず、 些細なことの積み重ねで 狂気のスイッチが入ってしまう ものなのだろうか? 人間チック② 大きな不幸に見舞われた人を 分析、分類し、自分から遠ざけようとする。 「静かで、慎ましやかな生活は、  鬱々として、怠惰の象徴と捉える」 なぁんて格好つけた事言ってる割に、自分自身 悲しみを受け止めきれなかったための名残か 堂々巡りを笑われないよう、防御のための 小さな人生を  小さく生きてく   小ざかしい知恵か 自分自身 大きな不幸に見舞われた人を 分析、分類し、自分から遠ざけようとする。 人間チック③ 本当は「無い」のに あくせくして ほめられようと 「無い」事とキレイ風に闘って いつか訊かれたら 自慢に聞こえない程度に 「いつの間にかキレイに闘いました」 言うことは言おうと 手ぐすね引いて待っている 「い無い」あなたを待ちぼうけ こんな癖 人間即万歳 あれほど主任先生に 「殺る時は目見んな!」ってごしゃがれだのに やっぱでぎねもんだな、人間って。 あれほど近所の野良犬に 「マナー違反も甚だしいほどに、口臭が臭いですよ」って囁かれだのに やっぱわがんねもんだな、人間って。 あれほどスチアーデスさんに 「アノ時の顔がHっぽ過ぎる」って笑われだのに やっぱ泣げねもんだな、人間って。 あれほど2000年砂漠の赤目蟹さんに 「おめんどご家族で騙されてっつお」って注意さったのに やっぱ怒れねもんだな、人間って。 お手上げだ。万歳だ。


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作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 921.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-12-20
コメント日時 2020-12-20
#現代詩
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:921.6
2025/04/13 18時13分26秒現在
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