コロナ禍で 生まれて一度も顔を合わせない孫に 木のおもちゃを送る - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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コロナ禍で 生まれて一度も顔を合わせない孫に 木のおもちゃを送る    

まるいたま 丸い玉は 木の玉です 木の玉ですから きのたまです 木の玉ですから 丸いけど まん丸ではありません まん丸かと思っても まん丸ではありません だから 変です 変ですけど 木の玉ですからこれでいいのです かわいがってください  きかんしゃです ぽっぽーと 木のせんろをはしります 木の機関車と 木の線路ですから だっせんします 脱線したら戻して 走らせてください 脱線しても脱線しても 戻して走らせてください 木の機関車と木の線路ですから そんなもんです たのしかったら いいんだよね みどりのいもむし イモムシかな へびかな けむしかな 固いけど くにゃくにゃ くねくねするけど かたいよね かたいけど のびるよね へんなむし 積み木です どんだけつめるかな たかくつめたらいいよね いろんな形に積めるよね 高く積んでも くづれたら 形は変わるよね いろんな形になるから 楽しいよね


コロナ禍で 生まれて一度も顔を合わせない孫に 木のおもちゃを送る ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1193.4
お気に入り数: 1
投票数   : 3
ポイント数 : 12

作成日時 2020-11-28
コメント日時 2020-11-29
#現代詩
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性66
前衛性00
可読性33
エンタメ11
技巧11
音韻11
構成00
総合ポイント1212
 平均値  中央値 
叙情性33
前衛性00
可読性1.51.5
 エンタメ0.50.5
技巧0.50.5
音韻0.50.5
構成00
総合66
閲覧指数:1193.4
2025/04/06 20時43分16秒現在
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    作品に書かれた推薦文

コロナ禍で 生まれて一度も顔を合わせない孫に 木のおもちゃを送る コメントセクション

コメント数(3)
うるりひと
うるりひと
作品へ
(2020-11-29)

この御時世で直接見ることができないプレゼントのおもちゃで遊ぶ孫の姿。それが見てきたかのように丁寧に描かれていることで、おもちゃの送り主が愛情を込めて丁寧におもちゃを選んだことが伝わってきます。

0
鈴木夜道
鈴木夜道
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(2020-11-29)

   一読して  これは初孫に贈るほほえましき  じいじのつぶやきとは思えぬくらいの  まがまがしくも禍々しい  放心ともほうけともつかぬ表情で  そらんじられる「悪魔の手毬唄」が  聴こえくるのです。  ゆがみ うねり 腰の座らぬ  いびつだった我が人生の  幾重に折れ曲がった時間のオリで  無垢で生木のような頑是無い赤子の  すべらかな肌に汚損がおよばぬように  セツに願う愛慕と  それでも繰り返されるであろう  苦痛も多きこの子の行く末まで見てしまう  透徹した目を  しばたたかせながら。    

0
鱗子(揶白)
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(2020-11-29)

すごく軽い詩です。みんな簡単な「言葉」で出来ていて、且つあんまりことばにあたたかみや冷たさ、温度がありません。それ木で始まり木をを語るのがシュールでした。脱線しているというか。

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