ほっておいたら僕は、犯罪を犯していました
窃盗のような軽い犯罪でしたら、
多くの人がやっていることと思います。
裁きを受けた人も受けてない人もいます。
友達に多いです。
それはそれで良いのです窃盗は、
言葉の入れ替えですから
パソコンのファイルだったら
右クリックしてプロパティを開いて、
「持ち主の名前を変更」
押して書き換えて、おしまい。
問題は人が死んだり、
死なせたりすることです。
ぼくはたぶん殺していたか死んでいました。
それをしなかったのは
芸術が、むずがゆい言葉ですが
芸術が、あったからです。
あまりにも芝居がかっているから、
みなさん
恥ずかしくて言わないと思うのですが、
みんなそうだと思います。
何かがあったから死なない、殺さない、
母親なんて、
きっと一番に殺したい相手でしょうから。
誰にとっても、憎悪と愛情があるはずです。
一番殺したいから一番愛するのですから。
わたしは、自分をいちばん愛するわけです。
ですから
わたしは、自殺を
自分でくいとめることで必死でした。
ずいぶんこころの中で殺しました。
死にました。
みなさんそうだと思います。
先生のおかげで、
わたしはそれを、紙の上で殺したり
死んだりしてみる実験に
変えることができました。
先生は、学校の先生です。
わたしは文章が書けたから、
少しだけ気に入られていました。
すこしふくよかな、メガネをかけた、
薄いオレンジの似合う女性の先生でした。
オレンジ色の夕焼けが好きだったので
オレンジ色の似合うようになりたい
と思っていた
わたしは、
先生の言うことを
信じてみる気になりました
それからこころのなかでの自殺は、
紙の上で実行することにして、
それは作品となりました。
だからわたしは死なないですんだのです。
先生のおかげです、ありがとうございます。
窃盗はしていません、
友達はみんな、ドン・キホーテで、
シャーペンを盗んでいます。
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 921.5
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 3
作成日時 2020-11-28
コメント日時 2020-11-28
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
閲覧指数:921.5
2024/11/22 01時11分37秒現在
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なんとも言えない、不思議な感覚でした。 「自分をいちばん愛するわけです。ですから、わたしは自分で、自殺をくいとめることで必死でした」 この文章は特に印象的でした。 なんか、うまく言えなくてすみません。
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