おかあさん
無口になった背中を
私は見届けるしかできないのでしょうね
薄い身体を摩る手のひらを拒絶し
呼びかけを切り落とす あなた
おかあさん
肩の荷を降ろしたのですか
少しだけ首を傾げた清い清い眼で
そこをみつめている
あなた、ゆらゆらとゆれる野の花
おかあさん
おかあさん
おかあさん
おかあさん!
わたしのカタチではなかったけど
でもあなたは私を正しくアイシテいた
はじめて聞いた告白で
私、はあなたにサヨナラができる
約束の指がベルを鳴らすその日は
張り付けた青い空でなく
囁く雨がよい
明るい陽射しは深い影を刻むから
だから、あなたを攫いに来るその日が
さめざめと泣く女の横顔でありますように
作品データ
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作成日時 2020-11-21
コメント日時 2020-11-23
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2024/11/21 22時50分49秒現在
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