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ねがい
何度傷ついただろう。 声にならない嗚咽が、今も私を蝕む。 苦しくて、つらくて、 この世界から消えてしまいたいくらい胸が痛い。 カッターで切るよりも痛い。 息苦しさに何度も喉を引っ掻く。 それでも消えない絶望感。 ・・・誰も私の心に気づかない。 「誰か助けて!」とずっと叫んでいるのに。 届かぬ叫びに何度も泣いた。 痛い、痛いよ。 どうしたらいいの? お父さんやお母さんの目は氷のように冷たい。 助けてくれない。 一番助けて欲しいと思う存在の親は、ただこう言う。 「お前が悪いのだ!」と。 逃げ場なんて、なかった。 だから心を押し殺すしかなかった。 誰も気づかない。 心にフタをして、愛想笑い浮かべて取り繕う。 そうすればみんな、そばにいてくれるから。 叫びたい気持ち抑えれば、みんな笑顔でいてくれる。 でも、いつかは気づいて欲しい。 気づいて。 心の叫びに。 気づいて。 独りで流す涙に。 お願い。 もう、誰も傷つけないで。
ねがい ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1202.0
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-11-01
コメント日時 2020-11-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
心の叫び。 痛い。 詩として読んでもいいのか戸惑うぐらい、まっすぐに痛い。 これは詩ではないかもしれない。いい意味で。 こんな風に書かれた悲鳴が、ここではないどこかにもたくさん書かれているだろう。隠されたノートに、スマートフォンのメモに。ここに書かれた言葉は、それらの一端でしかない。しかし、それらは全部同じ痛みでつながっていると思う。
1抑圧された反動が、創作に現われていて、力を感じますっ。
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