溶解 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

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溶解    

もうしばらくしたら カゲロウたちが となりの部屋に 降りてきて 夕まぐれには やはらかでゐて とてもあたたかな 白い卵を 産みつける ほんの少しのあひだ わたくしたちはただ バツハのアリアを ほんの少しのあひだ 聞ひてたかつた だけなのに アボカドの種が不意に ころがつて 砂糖と塩を ふりまちがえて とけてゆく 唖ツといふまに とけてゆく つまらぬ約束ゴトも 守ラレるため 耳を澄マして 魚ノ骨ヲ ツナゲマス



溶解 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1556.8
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-11-01
コメント日時 2020-11-25
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/04現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1556.8
2025/04/04 17時05分28秒現在
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    作品に書かれた推薦文

溶解 コメントセクション

コメント数(5)
楽子
楽子
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(2020-11-02)

とても素敵な作品ですね! 古語っぽい文章というのはどうも引き付けられているんですが、この作品は古語に加えてカタカナ、ひらがな、漢字をとても効果的に使われていると思いました。 最後の方にカタカナを増やしていくのは、「バッハのアリアをほんの少しのあひだ」聞いていたかった私たち、の穏やかなあたたかさが、不意なアクシデントで「唖ッ」ととけてしまったが結果なんでしょうか。 ほんとうに最初はレースのカーテンや、強すぎることもなくあたたかくて眠気をさそうような美しい日光に照らされた穏やかな空間だったのに、何か少しの異物により、空間が冷たくて硬質な様に変わっていく。(それも語り手が”魚ノ骨ヲツナゲ”という、私から何をしているのかさっぱりわからない、異質な人間になってしまう)  のは恐ろしくもあり不思議でもあり、だけど妙に美しくもあり…でうっとりと魅入ってしまいました。  転調に「唖ッ」と漢字+カタカナを使うのもすごくセンスが良いなあと思います。  良い作品をありがとうございました!

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宝塚橋乃
宝塚橋乃
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(2020-11-23)

楽子さん コメントありがとうございます。 素晴らしい読解力で脱帽です。 この詩を読みこめる人がいたのは 本当におどろきです。

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鱗子(揶白)
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(2020-11-24)

宝塚お好きですか?関係がなかったら失礼します。この前阪急のクリスマスウィンドーを見ていて感動しました。劇場のように。一句何も間違いの無い一流の歌詞の詩的なことを表現されていました。 現代的な詩の楽しみですね。モダンで、垢抜けてないといけない様なごちゃごちゃした生活との折り合いがこのような楽しさ、美しさであれば、私は嫉妬致します。自分の住む所はあっさりしています。この詩の様に恰好が行かないからです。整頓として、読者に見えた愛想がなくても洒落ていて良いので、これからも頑張って下さい。

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宝塚橋乃
宝塚橋乃
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(2020-11-25)

鱗子さま 宝塚というより、ばらの騎士やフィガロのような オペラが好きです。 ヒルデギューデンのモーツァルトが一番。 最近、詩に求めるものはなになのかと 考えることがあります。 理解/不理解、しかし深いところで理解が なされているならば、それが詩なのではと。

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鱗子(揶白)
宝塚橋乃さんへ
(2020-11-25)

失礼しました。 詩に求めるものって、のも最近の考えのように思います。私も確かに理解されないということを念に最初のほうは書いていました。書いていればそのうち思いの詩が書けますよ。投稿するのにコメントをこれからあと10つ作成せねばなりません、コメント無視してくださって結構ですので、では。

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投稿作品数: 2