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sleeps
分裂した眠りの泡 希望を抱くことは、 欲望を抱くこと ならばどちらも抱けない 僕は宇宙には居ないみたい 此処、何処? 君、誰? 彼らの星屑は下らないものだった 特に美しくもなく 生も性も精もこもっていなかったから 彼らがただ生きているだけの 僕とは別種の生き物だと知った (希望を抱くことは、 欲望を抱くこと ならばどちらも抱けない 僕は生き物じゃないみたい きっとorどっち) (変わらないじゃない?) 皮膚の下に潜む殺害をいなすので精一杯 それは良いことで それは良くないことだから 彼らの線を僕は見ていて そこに付着する感情を知らないから 回した鍵 天使だから針の先端で踊ってたね 君に対する幻滅が愛しい 少しずつ欠けて 壊れていく君の体が愛しい 悲鳴のような君の歌声 が愛しい 鍵をかけて 魂の無心はもう要らないね 強奪だけが残された道だろう 絶望していないことに軽い絶望 さえ無くなって 僕はよく笑うようになった 子供の頃に似てる 彼らの愛に花を贈ろうよ いつか僕らの1mmの涙が 血の川に流れ込んできらきらと光るだろう そこから見えるだろう? そう 引き鉄を引いて お願い 2発ね 天使の 射殺体ふたっつ 並んで眠れるように . . . くすくす。 まぁだだよ
sleeps ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 888.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-08-21
コメント日時 2017-08-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なるほど、ノスタルジーな作品かと、一読して思った。『いつか僕らの1mmの涙が』という一節、少しだけ惹かれた。しかし、個人的な感想を云えば、作品が読者へ開かれていないような感がある。少し乱暴なコメントになるかもしれないけれども、ノスタルジーさを排除して読者へ伝える詩情を第一義としようと、仮にすれば(私の勝手な物言いで申し訳ない)下記の一連だけでよいのではないだろか。もちろん、人それぞれ、どのようなスタイルでもどのような文体でもどのようなセンスであろうとも、すべてOKではあるのだけれども。参考までに。 彼らの愛に花を贈ろうよ いつか僕らの1mmの涙が 血の川に流れ込んできらきらと光るだろう
0分裂した眠り、希望も欲望も抱き得ない〈僕〉が居る場所はあるのか、〈僕〉を包み込む世界はあるのか・・・ という問いかけが根底にあるのかな、と思いました。 突然出て来る〈彼らの星屑〉。星屑、は、前連の〈宇宙〉から引き出されたものであると共に、もしかしたら・・・欲望(ほしい)から引き出される言葉であるのかもしれない。それにしても、いきなり〈彼ら〉?といぶかしんだのですが・・・なるほど、すぐに〈僕〉が現れる。彼らと僕、その三角関係をイメージすればいいでしょうか。 〈皮膚の下に潜む殺害をいなすので精一杯〉、自身の裡に潜む殺害衝動のようなもの、そうした暴力性を抑え込む、往なす、散らす、ので精一杯という感覚なのかなあ、皮膚の下に、という言葉のリアリティーが真に迫ってきて、とてもよい表現だと思いました。 〈鍵をかけて 魂の無心はもう要らないね 強奪だけが残された道だろう 絶望していないことに軽い絶望 さえ無くなって 僕はよく笑うようになった〉 そんな〈僕〉の気持に鍵をかけて、〈君〉を〈強奪〉することだけが最後の希望、というような文脈に読めるなあ、と思いながら・・・果たして、作者はそのような「意味」や「ストーリー」を描こうとしているのだろうか、という疑問を覚えました。これは、作者に対して、というより、自分自身の「読解」に対する疑問でもあるのですが。まあ、文脈を追っていくと、そうした物語、として読みたくなる。最後に、撃ちころしてくれ、と頼むのは、〈僕〉なのだろうけれど・・・〈僕〉と〈君〉を殺して、なのか、〈君〉を含めた〈彼ら〉を殺して、なのか、〈僕〉と〈彼ら=天使〉なのか・・・などと考え込んでしまいました。 言葉のリズム感や勢いで進行する作品であり、意味よりも瞬発力やキツイ音の流れ、柔らかい音の流れ、といった「うねり」のようなものにのって読んでいく作品なのだろう、と思いつつ・・・彼らと僕の関係性が、最後まで気になる作品でもありました。
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