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ウタウ
右目はいらないよ そして心臓もいらない 個体に縛られた葉は散る 喜びの肌触りは子宮という宇宙 創作と誕生 まだ産まれて生きて書く前に 違和感がないのに幸せなのに 何も得られない 僕らが集めたもの統合している体 何も縛られない そんな左目が映す世界をウタウ 響く子宮に遊泳 僕らはまだそんなこんなところ
ウタウ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 931.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-08-19
コメント日時 2017-08-21
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初めまして。花緒さんコメント下さりありがとうございます。この作品は今日、ログインして即興で作ってしまいました。タイトルと最後のフレーズは自分の好きな言葉を選びました。これからはゆっくりと書いていきます。 よろしくお願いいたします。
0即興で作った、とありますが・・・なるほど、というべきか、ええ!びっくり!と言うべきか・・・ 右目はいらない、という立ち上がりの鮮烈さ。そこから連想される、それじゃあ左は・・・という思いの続き、なのでしょうか、いきなり今度は、心臓もいらない、と来る。せつなさやドキドキばかりを押し付ける、こんな苦しい臓器、いらない!という流れかと思いきや、今度は〈個体に縛られた葉は散る〉・・・この飛躍に驚きました。一本の樹木、あるいは一本の草花のような、語り手の❝身体❞の把握。 そこからの飛躍・・・〈喜びの肌触りは子宮という宇宙/創作と誕生〉このあたりから、若干、観念の方に偏ってしまった気がします。肌触り、という感性主体の進行が、〈子宮という宇宙〉詩の創造と身体の創造、創造という宇宙、といった観念世界に拡散してしまう。 〈まだ産まれて生きて書く前に/違和感がないのに幸せなのに/何も得られない〉この感覚は新鮮でした。書く、ことで語り手は「生きる」実感を得る、のだろうか・・・書くことをしなくても、違和感がない。充分に幸せ。それなのに、〈何も得られない〉という飢えの感覚を覚えている。 〈何も縛られない〉この縛る、という語感が〈個体に縛られた葉は散る〉とを連結させ、言の葉、言葉を想わせる。 残された左目で〈ウタウ〉ということ。世界の叡智を得るために、片目を差し出す神話がありますが・・・痛みと引き換え、そんな覚悟というより、右目いらない、心臓いらない、という軽やかさの方が先に立つのが面白い。 子宮に遊泳・・・これも「生み出すもの」「作りだす場所」といった、観念的な子宮を持ち込んできている印象を受けます。僕、と単数ではなく、僕ら、としているゆえに、観念世界に引き寄せられているのかもしれないですね。個としての〈僕〉にどこまで引き付けて描いていくことができるか。そんな視点で考えてみるのも良いかもしれません。 創作するぞ!という、意志が軽やかに踊っているような、そんな読後感でした。
0まりもさん、コメント下さりありがとうございました。 自分の根源にあるものを自己紹介みたい詩にしました。 そんな詩に評を書いてもらい、おろおろしていました。 自分の詩は観念で鍛えた創作です。 お言葉通りで、観念で書くと絵空事になり血が通わない詩になりかねないので、できるだけ気をつけていきます。 今後も、よろしくお願いいたします。
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