ハジマリとオワリが歩み寄る
我らの終の棲家もいずれは朽ちる
まだ満ちぬ 胸の栓は 腐り落ちた
繋がられるはずだった絆
とんとん拍子 座る間もなく
体、幽霊に盗まれ 頭、虫が住まう
チューチューと 白昼堂々蝕まれる
虫食い穴を両手で開けていた
聞こえる色 見える音
空虚な言葉の空似で増えるまがい物
吾輩はきっとまだ吾輩である
何かにはまだ埋め尽くされておらぬ
4行の文章の羅列に決められた音韻で
似たような戯言を繰り返すだけで
創造に値すると思うようだから
芸術なんてものが分からないわけだ
綺麗にして 美しくして
華麗なる我が身を仰々しくして
誰かの願いを自分のカタチにし
壊してしまえば無ではないんだから
捨てられたペットボトルに爪をいれる
汚くも捨てられぬ自分の欠片は
いつか黄金の光を放ち
私に恩返ししてくれればいい物語
何千の涙の上で生かされているのか
何万の命の飢えを聞かされてきたのか
限りないなんてのはマヤカシで
先が見えないから無限だなんて屁理屈みたいで嫌だ
喧騒にもまれて、流れに飲まれて
誰かの手に引かれて遊んできた
それを自分勝手だなんて思えていたこの人生
電気信号はあの頃を指さしている
未知の混沌に痺れを求める
刺激は感覚を少しずつ殺していく
私のなかにあったはずのあれはどこ
時を忘れていたあの時を忘れてしまった
ずれていくままで おいつかないままで
我がままでいいだなんて苦しみが少し残る
感情で生きていいのかなんて
問の答えは僕の中にある
罪悪感
見えぬ力に押しつぶされる
罪悪感
消えぬ問にかき乱される
罪悪感
絶えず痛みを受け続ける
罪悪感
終わりなきことに意味がある
作品データ
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作成日時 2020-09-27
コメント日時 2020-09-27
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2024/11/21 22時52分40秒現在
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