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君のくれたライターが僕の胸ポケットをいつも無格好にする
五十音は「あい」から始まる。別に「今まで多くの愛を語ったから」みたいな"くさい"話ではなくて「多くの愛を語っても伝わらなかったので」ぐらいの感じだと思う。 小説の後書きは読まない。物語の中のエピローグや後日談なんかは好きだけど、作者やその他の人の解説は「綺麗に納めること」が見えて余韻が断ち切られてしまうから。 それでも、映画のエンドロールは最後まで見る。関わった人達があれだけ出てくるのだから、暗に「フィクションですよ」って言っているような野暮さも感じはするけど、それでもエンドロールで余韻が断ち切られたことはない。 終わり良ければ全て良しとかより、僕はどちらかというと短編小説にある、大きな世界の小さなひと時が切り取られた感覚が好き。小さい頃はよく、見えてる世界以外は"止まっているのでは"とか妄想した。 全然、そんな事はなくって。気付いたら好きだった女の子には子供がいたりして。その時ああ、止まっていたのは僕だけかぁとか思わんわけでもないけど。いつまでもこのライターを使っているのは未練とかじゃないよ。
君のくれたライターが僕の胸ポケットをいつも無格好にする ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1731.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-09-18
コメント日時 2020-09-21
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
最初の五十音は「あい」から始まるからのストーリー性が好きです。 よく最後が良ければ全てよしなんて言いますけども、私はそれはそうは思ってなくて。一部の切り取られたシーンが好きというところに共感しました。
1くおん様 読んでいただきありがとうございました! 短編小説の話は詩の構成とはまた別に 作者私自身の感想だったのでちょっと照れ臭いです笑 ありがとうございました。
0私も子供の頃、自分が見ていないところで、時計の針は律儀に動いていてくれているのかと疑問に思うことが多々ありました。また、そんな疑問を持つこと自体、病気ではないかと悩むこともありました笑 でも少なくない人が経験しているんですね。>気付いたら好きだった女の子には子供がいたりして。 のところが好きです。
1端的に、この世界(私ではない他者の存在のありようみたいな)を表している気がして。 ※すみません、途中で送信してしまいました。
1r様 お読みいただきありがとうございます。 他者の存在のありよう とは正にぼんやり考えていたテーマでした こっちが意識しなくても、他者が自分に与える影響は多かれ少なかれあるものだけど、それが綺麗な形で自分に現れてこないもどかしさが伝わればなぁと ありがとうございました。
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