とうめいなみず - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

とうめいなみず    

昼間の月は飛び散った破片のようで 空で不自然に浮かんでいた いばらの棘 その上を悠々と歩く蟻 提灯が歓迎する いばらの葉 千切ってみる 葉緑体の中で 女がこちらを向いていた 「緊張すると呼吸が浅くなるって 先生が言っていたから」 深く 息を吸ったり吐いたりした 止めてみたりも バスの内側に寄りかかって 鯨に飲み込まれたピノキオを思い出す 今頃世の中鼻だらけだ ごぜんよじ 刃を抱いてねむる マスクの下で 猩々緋が爆ぜる 火傷した指先から 水がでる 体から とうめいな 水がでる 到着列車の音の様に 言葉が飛び散るのだ 落ち着いて 羅列、羅列 今日も言葉に頼る



とうめいなみず ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1427.6
お気に入り数: 2
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-09-11
コメント日時 2020-09-13
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/02現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1427.6
2025/04/02 10時34分22秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

とうめいなみず コメントセクション

コメント数(1)
藤 一紀
作品へ
(2020-09-13)

ぼくはABさんと逆だな。最後の三行は語り過ぎだと感じました。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2