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真夜中の風
川面に、震える波が走る オモイダスあのキスの湿り気 恋の果て、見あげると月も孤り ほお打つ風、公園のベンチも孤り 月光でキラキラ光っていた水飲み場 新しい傷を癒す、緑の葉の匂い 流れ星をみて、そっと嘘を呟く 落ち葉ころがる砂場に、疾い風
真夜中の風 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1204.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2020-09-04
コメント日時 2020-09-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1.5 | 1.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
真夜中の公園で、恋人との別れを経験した人物が風に吹かれている……という、場面としてはどちらかというとピュアな感じだと思いきや、「キスの湿り気」という表現が非常に色っぽいなぁと思いました。なぜキスの湿り気を思い出すのかというと、いまこの人物がキスの湿り気と同じ湿り気のある空間にいるから、ではないでしょうか。キスの湿り気に全身包まれているのだとすると、なかなか官能的です。 >オモイダスあのキスの湿り気 「オモイダス」がカタカナである理由や狙いが感じられませんでした。「キス」と韻を踏む感覚であったのなら表記はふつうに漢字と仮名でもよかったのではないかなぁと。また、たとえば機械的になってしまう精神状態の表現などを狙ったのであれば、この一行だけでは浮いてしまう気がします。 >月光でキラキラ光っていた水飲み場 描写としては綺麗で好みなのですが、現在進行形で語られているのだと思っていると「光っていた」と、この行だけ過去形なのが違和感を覚えました。この行だけ別の夜のこと……たとえば二人で見たシーンなのだとしても少し唐突すぎる気がしました。 と、以上の気になる点があったとしても >流れ星をみて、そっと嘘を呟く この一行がとても好きです!!流れ星は一般的には「願い事」をぶつける対象であり、自身の願望なので嘘をつくなんてありえないのです。流れ星に願い事をして叶えてもらいたい側としては、あのチャンスにわざわざ嘘をつくなんてなんて勿体無いことを……!という衝撃を受けました。きっとそこには、この人物独特のこの状況だから至る感情が潜んでいると思うのです。そこのところもうちょっと読みたかったなぁという気もします。
0どうなんだろう? 匿名で投稿しておいて、ここでいただいたコメントに対し、返信するのは? という疑問は置いておきます。 それを置いておいてもコメントを返させていただきたくなるほど、それほど、嬉しいコメントをいただきました。 ちゃんと読み込んでいただき、それぞれの句に適切なアドバイスとお褒めの言葉をいただき、ほんとうに、まことに、有難うございます。 ちなみに、伝えられないのは、技術不足ですが、「オモイダス」は、想い出したくない想い出を想い出させられてしまう『感じ』を出したかったのを、失敗したの図ですね。 で、そのキスをした公園で月光が「キラキラ光っていた」なぁ、あのときを想い出してしまっている「今」。 という説明なしでは伝わらないであろう設定でした。 今後の教訓、励みとさせていただき、ますます精進させていただければ幸いです。 ほんとうに有難うございました。
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