別枠表示
秋の花色
ああ 加速度の定義ですか あなたには 何の恨みもありませんので お答えしたいのですが 窓の外の 路の向こうに 茄子の花が咲いていますね 力強い紫ですね 紫は青より短いのですよ 波長が ですから光がこちらに向かって 加速しますと 失礼 光源がこちらに向かって 加速しますと いえ 光の速度は変わりませんから ええと 光源がこちらに向かって 加速しますと 青が紫になるのですね 波が縮められますから ですから 青がより短い紫に変わるのです ですから波長が そういうわけで 夏の花である 青い朝顔は 秋の花である 紫の竜胆の花に 席を譲るのですね それは 秋が加速してやって来るから なのですね ああ この際 先程の茄子の花は忘れてください その花色の交代が 加速度なのです ああ 分かりませんか 困りましたか 私は 一向に困らないのですが
秋の花色 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 852.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-08-14
コメント日時 2017-08-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いや 別に 私も 困るというほどには 困っては とりいそぎ、ありがとうございました。
0m.tasaki 様 花緒 様 追記です。すみません。 花緒様のおっしゃる、本詩の「前衛的」ななにかとは、そして、私の一行詩の「前衛性」とは、なんでしょうか。 サイエンスの手法(=「前衛的」?)、または、サイエンスの用語(=「前衛性」?)を、詩の創作に用いることだろうか? としか、今のところ、自分には、思い浮かばないのですが。 若干混乱していてわかりにくいコメントで申し訳ございません。 とりいそぎお礼まで。
0m.tasaki 様 度々申し訳ございません。 上のリプライは返詩に対する返詩になってしまいましたが、、。 私のエモーション的には正直なリプライで。 ですが、m.tasaki様の作品に対するコメントというか、文芸批評的な(?)解釈にはなっていないのかもしれないです。 もしかしたら明日以降に、改めて、後者の方向により寄せた形で、またこちらに書かせていただくかもしれません。もし、お許しいただけるのであれば。または、その方がより望ましいということでしたら。 よろしくお願いいたします。
0m.tasaki 様 度々申し訳ございません。 上のリプライは返詩に対する返詩になってしまいましたが、、。 私のエモーション的には正直なリプライで。 ですが、m.tasaki様の作品に対するコメントというか、文芸批評的な(?)解釈にはなっていないのかもしれないです。 もしかしたら明日以降に、改めて、後者の方向により寄せた形で、またこちらに書かせていただくかもしれません。もし、お許しいただけるのであれば。または、その方がより望ましいということでしたら。 よろしくお願いいたします。
0一行詩の返詩として、内容は盛り沢山なのに長さを感じない不思議さがありました。 もしかすると一行詩よりも簡潔ではないでしょうか。
0紅茶猫 様 横から失礼いたします。 紅茶猫様のコメントを読み、我が意を得たり、という気がいたしました。 (今のところ完全に)ご意見に同意です。 失礼いたしました。
0返事が遅れて申し訳ありません。 花緒様 返詩を書くのはこれが初めてでしたので、まともな返詩になっているか不安でしたが、「まさしく返詩」とのお言葉をいただき安心しました。 紅茶猫様 出来るだけ読みやすいようにと思って書きましたので、「長さを感じない」「簡潔」とのお言葉をいただいて、嬉しく思います。 Sari Dote様 前衛とは元々軍隊用語で、最前線で守り戦う部隊のことを指す言葉だそうです。それが転じて、思想・芸術で先進的なこと、としても言われるようになったそうです。 ただ、あまり専門的な文学・文芸批評にこだわらなくてもいいと思います。
0返詩の返詩 ――加速度、を、――図る、、、――奪取、――する、ダッッッ。。。。。シュ―――する――ダ ッシュ、する、重 力 加 速 度 は F=mgで表現される あるいは、一切の――が、――たるためには、、、――、、――――すればよく、――――――――――。。罪と罰――――の領域に文子m ―――――――踏み込むことになるわけでs ―――――回帰、せよ、、、表現どもχ
0kaz.様 返詩の返詩の返詩です。 距離を微分すると 速度になり 速度を微分すると 加速度になり 加速度を微分すると どうなるの? 増してゆく重力 次々と物質を飲み込み 成長しつつある ブラックホールのように 増してゆく加速度の どこまでも どこまでいっても 果てのない エンドレスの 返詩の返詩の返詩の・・・
0ヒントを、他者の言葉から得る、ということは多々ありますが・・・ここまで真っ直ぐに、しかも誠実に、さらに、ご自身の言葉に換骨奪胎して、〈花色の交代が/加速度〉この一行だけ提示されたら、ハテナ?となってしまう唐突な定義を、丁寧なロジックの展開によって納得させてしまう。面白かったです。そうか、秋が加速してやってくる、のですね。それは、年齢を重ねるごとに、加速度が増す、ということでもあるのでしょうか。 人生の加速度。
0まりも様 コメントをありがとうございます。 参りました。 「年齢を重ねるごとに、加速度が増す、人生の加速度。」 また、印象的な言葉が頭の中を廻り、また何かを書きたくなります。
0