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僕は30歳。
非情な言葉を投げかけた 痛みを教えてやった 少し元気にしてもらった一時的な時代(とき)も終わり 一人で坂道を下り始めた 余裕に楽しそうに 駆け上がっていたあの頃の坂道 後ろから見つめるだけで 祈ることも出来なかった未来も 今はただ羨ましい 毎日は今でも 当たり前のように流れていく 外は雨でも晴れでも 僕は僕で町を行く 全部同じさと拗ねていた割りに 嫌われることを覚悟していたわりに どんどん恐くなっていった 記憶のあなたの真似をして 受け入れて見せたよ ねえ 覚えている? 下り坂だと思っていたその道は 是も非も決められないものだったということを 振り返っても 君はもう見えなくなってしまったけれど 僕はどちらも選ぶ 記憶と貰った優しさを掛け合わせながら あの頃だって なんでも出来たんだな 夢を最近よく見る それはどんな言葉よりも 僕を歩かせる 誰にも分かってもらえないのは 傍に誰もいなかったから 自分でまた決断出来たんだから 泣いていないってことでいい 26歳から30歳になった ただの下り坂に色々と願い想う
僕は30歳。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1331.9
お気に入り数: 3
投票数 : 0
ポイント数 : 8
作成日時 2020-09-02
コメント日時 2020-10-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 0 |
総合ポイント | 8 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 2 |
総合 | 8 | 8 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
前提として、独白もまた詩になりうる、というのが僕の考えです。 御作に抱いた私の印象は「文章中に文字数きっかりの意味がつまっている」です。 言葉以上の意味がそこに存在するか否かがそれが詩であるかどうかの閾値だと思っているのですが、御作はそこをぎりぎり脱却できていないような気がします。 というのも、人生において「自分は下り坂にいる」と思うときに思うような思いが赤裸々につづられており、私が読んだ限りでは文章の余白というか、余情を感じ取ることができませんでした。 独白が詩足りえるには抽象性をそぎ落とした真に迫った経験、より具体的な語りが必要なのではないかと感じました。 しかしながら、御作は可読性が高く、多くの人から共感が得られる作品なのではないかと思いました。
0詩的な雰囲気は醸せていると思います。語り手の心情はなんとはなしに伝わってきます。でも内容を考えるに長い。その先へ行ってほしい。
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