瞬き、ユビ失くす、
平常心でたらめにほぐせ
生きちる、
ふりの心臓に、
ふっ吹くかぜ
惨めな魂だっし
踏みに、じってAIKO、
弱い弱い弱い子
「殺したっていいじゃんけ弱い」
顔を道になすりつける
顔を道になすりつける
顔を道になすりつける
顔を道に、り、
死ねずあルファ!ト
砕かれた歯ぞる舌
切り落とされたユ先
あっあっ、あっく、
い、くっち
いくっ
かぜの むこに
おりにいは
むうとうえたうね
さあ
さあ、さあ、さあさあ、
さあああああ、さあ、
風と波の音、遠くゆく船の、
なあ、
俺にはちゃんと
見えていたぜ
なっ、
幽霊線から
身を乗り出して
必死に手を
病んだ愛らしい手を
なあ!
最後の最後に
素敵でも見つけたように
ふってくれた!
またふってくれた!
なーあ、あっ!
おれらさ、
また何度でも、
また出会ってさ、
また初めからやろう!
波のように
打ち続けよう
ただひとつ!
ただひとつ!
ねえねえ、あたしは、
ここでは笑っていられるの、と
嘘笑いする彼女
の癖っ毛ごと
ぶちこむちんぽ
彼女の嘘を
彼女の手が殺さないように
嘘も、ころせよって泣くなな、
泣くなな!
なあ、ちゃーんと、
俺には見えていたぜ
なあ、
おーいおーい、
なあ、
おーいおーい、
なあなあ!
おーい、い、っぱ、い、
手をふってくれて
手をふってくれて!
俺のね、
切断されたけどユビ、
あかい、て、
作品データ
コメント数 : 5
P V 数 : 1803.6
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2020-08-22
コメント日時 2020-08-25
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 3 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
閲覧指数:1803.6
2024/11/21 23時41分30秒現在
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吃音に込められた感情が手に触れらるそうなくらい圧縮されていて胸をドンドンと叩かれるような気持ちになりました。 さあああああ、と来た後の風と波の音への移り変わり。地面から一気に空の海原へと駆け上がるここの切り替えがとてもとても好きです。
0毎度なかなかインパクトのある作品を投稿してくれますね。 散見される壊れたような単語は、大怪我で意識朦朧としながら振り絞った、絶叫でしょうか。 >死ねずあルファ!ト >砕かれた歯ぞる舌 これには驚きました。
0羽田様、コメントありがとです。 絶叫後の余韻汁みたいなものでしょうね。ちょむさんの吃音ってのは結構近いか。書いてる時は思っとらんが。俺は自分の詩がべたっとなるのが嫌なん。で、ベタベタにやる。ねっ、羽田さんが挙げてくれたみたく、いいところで止めたいんだけど。俺、おしっこもいっつもこぼしちゃって。そいつらは全部外れるわけでもなく、中途半端にこう生き延びるわけです。
0ちょむ様 コメントありがとです。 えへ、あなたのお胸をドンしたちゃったのですか。この俺の、んー。わーい。 凡庸な表現がやっと出てくる、 それがあるかないか。
0沙一しゃん、 前作のコメントも 読ませて頂きました! ありがとうございます。 哀しみも人情味も どちらも好きだから うれしみーとそーすっす。 我輩クソヤロウにつき、 愚の骨頂を 詩に書きたいんですけど、 いっつもタイタニックになる。 まーね! 夢見がちな男なんでしょうね!(笑)
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