今や霧の中の浜を歩いている、
二人の虚しさを思い返し、
無垢な心遣りが込み上げるから、
白波の飛沫の音に耽るのも、
大概に可避な旅情で有る程、
新鮮な思いの丈は取り去れず。
気儘な行方知れぬ旅を、
考え及びそこに帰す心中は、
醜さを溶かした陰しか、
存じない情の無さ。
私は少なくともこの情が、
二人を余りに哀れな心象にして、
その寂しさの残念が、
在り来たりな生活の、
匂いに変貌させて折り、
きれいな嘘と偽りの悲劇を、
演じている様を思うと、
頬には涙が伝います。
そんな風情の私は、
この貧しき旅情を満喫し、
それを幸福と言わんとした態度で、
心遣りを台無しにしようとも、
嘘をついて、
笑顔でいれば良いのだろうとも。
この思いの繰り返しは、
生活という物の、
出来事の一つに過ぎないから。
作品データ
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作成日時 2020-08-01
コメント日時 2020-08-09
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2024/11/21 23時37分33秒現在
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どうも、野良犬です。何だか内容が分からない詩かもしれませんが、この詩の良し悪しの是非を問いたいです。 コメントに対する内容的な返信は、本人も何を書いているのだかなので、いたすつもりはありません(失礼かもしれませんが)が、率直にこの様な作品を読んで、ここの人達が、どう思うのかが知りたいです。 例えば一言、下手とか、読む気しないとか、そんなので構いません。出来れば、よろしくお願いします。( `・ω・´)ノ ヨロシクー
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