郷愁 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

郷愁    

遠く沖にある澪標 湧いた気持ちで 日照りの中も 哀しいだけの 涙雨に降られても ただそこにある それだけでよかった ああ あんな所に かつての私が揺れていて (まだ約束が忘れられない) 霧に写った 光と影が あの頃の熱を思い出させる ……拍手は次第に遠のいて   筆洗に濁る 淡い色素のように   思い出は薄らいで    うたかたに消えるだけとなる…… 気がつくと 疎外の煙に満ち満ちて 遠く目指した あのまぼろしも  今はすっかり見えやしないのに



郷愁 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1241.8
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 11

作成日時 2020-07-11
コメント日時 2020-07-29
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性44
前衛性00
可読性44
エンタメ00
技巧00
音韻22
構成11
総合ポイント1111
 平均値  中央値 
叙情性22
前衛性00
可読性22
 エンタメ00
技巧00
音韻11
構成0.50.5
総合5.55.5
閲覧指数:1241.8
2025/04/10 06時10分34秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

郷愁 コメントセクション

コメント数(1)
ほば
作品へ
(2020-07-29)

澪標が沖にある哀しみのある日も 喜びのある日も日照りに雨に晒されて ただ沖にあり行き先を示している ただそこにあるだけの存在、この場合はかつての?舟の道行きを示したものがただ確かにそこにある。なぜかそう思うと心が安らぎます。澪標は身を尽くし、にかけておられると思うので、それが二連目に繋がっていくのだろう。霧の海で沖はみえないがあるはずだと、心を馳せている様は風情がありますね。 拍手が次第に遠のいて、が少し唐突に思えたのですが、 >霧に写った 光と影が を、スクリーンに見立てるならサイレント映画のように思い出が流れているのかと考えました。視界を阻害するものを霧と煙りにわけているのも霧は蜃気楼が発生する(はずだが記憶違い、か)が煙りは発生しないからかな。スクリーンにならない。他の方のコメも読みたいのであげます。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2