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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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15 minutes    

北校舎2階地学室で バスを待つ15分を消化する午後4時半 誰も使わない埃っぽいここで 上から聴こえてくるオケ部の音と 外から聴こえてくる陸部の声に 時折息苦しさを感じながら 過去の事実と未来への絶望に心は荒む 明日がまた刻々と近づいてくる いつからだろう 妥協で生きるようになったのは また見つからないビジョンと共に この地学室とバイバイする


15 minutes  ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1329.1
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 10

作成日時 2020-07-05
コメント日時 2020-07-27
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性61
前衛性00
可読性31
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成10
総合ポイント102
 平均値  中央値 
叙情性33
前衛性00
可読性1.51.5
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成0.50.5
総合55
閲覧指数:1329.1
2025/04/10 08時12分44秒現在
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    作品に書かれた推薦文

15 minutes  コメントセクション

コメント数(3)
羽田恭
作品へ
(2020-07-06)

即興で短歌で返詩を。 地学室 時間止まりし 化石たち ここに置こうか 荒れぬ心を

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あん
作品へ
(2020-07-07)

妥協する自分を好きになれない季節に、苦しみ、痛み、切なさを胸いっぱいに吸い込みながら、詩人には生きてほしい。 そう感じました。

0
杜 琴乃
作品へ
(2020-07-27)

>北校舎2階地学室で >バスを待つ15分を消化する午後4時半 なんてことのない描写なんだけど、この2行がとても美しく感じられました。 「北校舎」「埃っぽい」「地学室」で、もうジメジメ、埃の匂いがしてきます。 部活動にはげみ青春を謳歌している音、それらの持つ未来への明るいイメージと、自身との対比が絶妙ですね。「オケ部」と略称を使用しているところもリズムも良く、リアルな感じがあって良いと思いました。 最終行の「バイバイする」という表現のあどけなさと、それまでの「未来への絶望」とか「荒む」といった大人ぶった思考とのギャップが、主人公の未成熟さがにじみ出ていて庇護欲をくすぐられました。 オケ部も、陸上部も、地学室の主人公もひっくるめて青春です。美しい15分間をありがとうございます。

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投稿作品数: 1