あなたに出会って私はまた詩を書き始めた
怖くないと思っていた死が怖くなった
私が死ぬということはあなたを一人にするということ
それが何より怖かったのだ
一人になったあなたはきっと変わらないだろうけれど
一緒にいる時のあなたはとてもはかなげで
あまりに繊細だったから
とても一人にはしておけなくなってしまった
そして私は気持ちを文字にした
あなたをよく悲しませる私の言葉は
あなたの心にとって何の足しにもならないだろうけれど
どうか届けと言葉を繋ぐ
見せる宛もないのだけれど
あなたがいることで私は私以上の何かになることができる
よりよくあろうとする何かであろうとする
あなたはいつもあなただけれど
そんなあなたが私にとってはかけがえがない
どうかまた
笑顔で会えることができる日が来ることがあればと願う
あなたにはいつも幸せでいて欲しいし
その幸せの中に
私がいることが私の願い
ただ謝ろうと思う
毎度あなたにあった次の日は
とても寂しくなるのだけれど
今日ほどつらかったことはない
ただもう一度あの笑顔が見たいと願うばかりで
作品データ
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作成日時 2020-06-30
コメント日時 2020-06-30
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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2024/11/24 09時20分33秒現在
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