若かりし眩しき夢を覚えたり『レモン哀歌』を読みて泣きぬる《短歌》 - B-REVIEW
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若かりし眩しき夢を覚えたり『レモン哀歌』を読みて泣きぬる《短歌》    

捨て猫をひろって帰った雪の日に叶わぬ望みがあると知らされ 若かりし眩しき夢を覚えたり『レモン哀歌』を読みて泣きぬる その冷えた心の形をしっかりと抱きしめたいって小雨ふる夜 遠足で食べた彼女(はは)のおにぎりは冷えてたけれどあたたかかった 葡萄という漢字をソラで書ける君スマホがなければ尊敬していた 夏は来る瓶のビールをキンキンに冷やし帰宅を待つ母逝けど 割れ茶碗を傘に見立てて雨宿りする蟷螂の濡れそぼつ斧 損得でするわけではない恋のはず一人で蛍を見にゆくあぜ道 若ささえ無視するような静けさであの娘は微笑む三日月見上げて 別れ雨、伸びやかな手がひらひらと振られていたのは紫陽花の駅


若かりし眩しき夢を覚えたり『レモン哀歌』を読みて泣きぬる《短歌》 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1514.1
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 5

作成日時 2020-06-13
コメント日時 2020-06-24
項目全期間(2025/04/04現在)投稿後10日間
叙情性44
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント55
 平均値  中央値 
叙情性1.31
前衛性00
可読性0.30
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合1.72
閲覧指数:1514.1
2025/04/04 16時41分06秒現在
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    作品に書かれた推薦文

若かりし眩しき夢を覚えたり『レモン哀歌』を読みて泣きぬる《短歌》 コメントセクション

コメント数(3)
白目巳之三郎
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(2020-06-16)

「捨て猫を」「葡萄という」「損得で」「別れ雨」の四つが好きでした。 「捨て猫を」は内容としてはあたりまえでひねりなど一つもないのに、現実を知るということとと捨て猫を拾うという些細な善意との対比なのでしょうか、どこか心うつものがありました。 「葡萄という」は現代的で笑ってしまったというところです。正直申せば詩としての甲乙というより、川柳的に一本取られました。 「損得で」は私にとっては想像の余地を残してくれている短歌で面白かったです。一人で蛍を見に行っているのは、別れた後なのか、それとも誰かと付き合っている間のことなのか、それとも付き合っている相手に会いに行く途中なのか、それとも本命ではない誰かに会いに行く途中なのか、などなど、様々なイメージが出来て、余白がなかなかと思わされました。 「別れ雨」は紫陽花の駅が戦前くらいの中国大陸にある駅、と勝手に解釈しました。これも人によって想像する風景が違うであろう短歌で、とても余白がいい感じです。 少々長くなりましたが、短歌はいいものだなあと思わせてくれる歌の数々、ありがとうございました。

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楽子
楽子
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(2020-06-20)

素敵だなあ。 季節柄雨の詩が多いですね。私は蟷螂と葡萄が好きでした。 特に蟷螂は、その句のみで7月の生暖かい雨、捨てられた茶碗、そこに避難して、けれど話者を警戒し ”斧”(ここの表現を斧にしたのがまた良いですね!)をあげる蟷螂の、その鋭さ、静けさ…。 それが想像できて素敵です。 葡萄は↑の方と同意見になりますが、短歌らしい上の句下の句のわけができていて、上の句で興味を持って下の句でくすりとしてしまいました。

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花澤悠
花澤悠
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(2020-06-24)

歌への、あたたかくやさしく繊細な感想、誠に有難うございます。 励みになります。 今後ともよろしくお願いします。 話は反省へと移りますが、タイトルにもしたレモンの歌は、はっきり言って文語をちゃんとした勉強もせずに雰囲気だけで書いてしまったので、その点での批判は甘んじてお受けさせていただきます。 今後はここまで露骨に文語を使うのなら、勉強し直してからだな、とは、思っています。 あーあ。 それにしてもここは書き直しができないから、恥が残るよなぁ。

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