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窓際族
足早に過ぎる夏の魔法で 沈む太陽を見る人は多い 燃え尽きる時に輝く命が 真っ赤な情熱を爆発させる 体じゅうの血が巡っているのは 点滴を打たれたような痺れが 僕の両手に拳を握らせた 机の上の書類を少しずつ 片付けてゆける力を貰い ビルの谷間で燃えた火事みたいに タバコに火を付けて途中でやめる 出世には程遠い場所にあるが 窓際の席は眺めが良いのだ あなたの頬が赤く染まる頃 携帯電話の向こうの誰かと 恥ずかしそうな笑顔を浮かべて それが恋だと僕は知っていた 乗り遅れたエレベーターのように スピードが欲しいわけじゃないから 暗闇に溶けた仔猫のフリして 僕は階段で夜を降りて行く
窓際族 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 814.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-08-04
コメント日時 2017-08-07
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
窓際族を、独自の視点で描写していく。ユニークな作品だと思いました。 一連目・・・少し力が入ってしまったのでしょうか?若干、常套句的というのか・・・視野が壮大であるけれども、一般的に人々が用いて来た言い方に、倚りかかり過ぎているような気がしました。 二連目以降の独自性、おそらくはご自身の日常から導き出された実感の描写が、とても良いと思いました。 これは質問なのですが・・・二連目、〈体じゅうの血が巡っているのは/点滴を打たれたような痺れが/僕の両手に拳を握らせた〉ここは、ロジックが未完のように感じます。巡っているのは~拳を握らせたからだ、なのか。巡っている、でいったん途切れるのか。ちょっと、気になりました。もしミスであるなら、こうしたところで躓いてしまうのは、推しいです。あえて文法をずらしたのであれば・・・効果がうまく出ていないように思いました。
0まりも様 体じゅうの血が巡っているのは 点滴を打たれたような痺れが 僕の両腕に拳を握らせた の部分ですが、文法ずらしのつもりでしたが、何か物足りなさや不安定感を与えてしまいました。 大事な部分を教えて頂き感謝致します。 有難うございました。
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