とうめいにんげん - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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とうめいにんげん    

ぼくはとうめい だから君にぼくは見えない ぼくはとうめい だからぼくのおはようは君に届かない ぼくはとうめい だからぼくは何色にも染まらない 染まれない ぼくはとうめい だからじぶんで自分を見失ったりする 僕はどこ 僕はだれ ぼくは自分を探すため 思いっきり空をかけた ぼくのからだには重力なんかなくて とうめいだったぼくのからだに空の青が入り込んでくる これが僕の色・・・? 僕の体にふたたび重力を感じたとき 僕は赤色に染まっていた あぁ、本当は僕、 とうめいになりたかったんだ みんなの瞳には僕がいっぱいに映っている うれしくてこぼした涙に 空の色が反射する 神様、僕はここです。



とうめいにんげん ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1451.0
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-06-01
コメント日時 2020-06-22
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1451.0
2025/04/09 19時29分05秒現在
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    作品に書かれた推薦文

とうめいにんげん コメントセクション

コメント数(2)
みつき
みつき
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(2020-06-22)

綺麗ですね。透明について思いを巡らすことができました。 前半で、君に届かない見えないと語っている透明が、最後みんなに見えてることに気づく展開は好きでした。 空気も透明で、見えないと同時に見てますね。おかげさまで気づけました。 いっぽう、何色にも染まらない 染まれない という透明が、後半で空の青や赤に染まるのは、私では腑に落ちなかったです。どっちなんだ?感が正直ありました。 そこも含めて、透明の不安定性かな?と思って読みました。 書いてて思いましたが、空の色が入ったからみんなの目に映ってうれしい、ということだったかもしれないです。すみません、考えるのが面白かったです。全体を通して楽しく読みました。ありがとうございました。

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湯煙
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(2020-06-22)

平仮名のとうめいという言葉から実相やイメージが入れ変わるような感じを受けました。読みやすい作品ですね。とうめいになりたかったと気付きが表明されているのが印象に残りました。

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投稿作品数: 2