指輪 - B-REVIEW
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指輪    

ほどけるように音楽は音を通り過ぎて行く 言葉も 白くなってゆく僕の左手 苦しみの花びらや 呼ばれはしない待ち人の 指輪をはめてもいい時を待つ 透き通って見えるんだ 僕には 僕の心がとうめいに...


指輪 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 757.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-08-02
コメント日時 2017-08-07
項目全期間(2025/04/18現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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音韻00
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閲覧指数:757.6
2025/04/18 23時07分19秒現在
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    作品に書かれた推薦文

指輪 コメントセクション

コメント数(1)
まりも
(2017-08-07)

はじめまして。 音、が鳴った瞬間は、音、でしかない。その音、の連なりが喚起する音楽・・・その感動や抒情は、いったい、どこにあるのか・・・音と音の間の出来事の記憶。その連なりは、音節の連続が生み出す言葉、詩作品が生み出す余韻にも似ています。 音楽や詩から生まれる「詩情」の行方を尋ねる作品なのか、と思ったら・・・〈白くなってゆく僕の左手/苦しみの花びらや/呼ばれはしない待ち人の/指輪をはめてもいい時を待つ〉結婚、というひとつの象徴的なイメージが置かれる。白くなってゆく、というイメージは、血の気が失せていくイメージ、なのでしょうか。心がとうめいになっていくイメージにも重なりますが・・・夢想の中に入り込んで、自らの存在感が消えていく感覚、夢想の時空に、自らが融けていく感覚を想起しました。 具体的な、恋人のイメージが現れないこともあり・・・音と言葉の婚姻とか、イメージと言葉の結婚、といった、観念をつなぐものとしての「指輪」を連想しました。〈苦しみの花びら〉甘美な表現ですが・・・苦しみを感受するとか、現れない恋人を待つ、というイメージが生み出す切なさ、とか・・・具体的な事象によって喚起されたイメージよりも、シチュエーションを夢想することによって心が誘われる感覚を捉えようとしている作品のように思われました。もう少し具体性が強い方が、作者の肉声というのか・・・真情が、より切実に伝わるような気もします。

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