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さざ波
私はペットボトル飲料を少し残してしまう人。 無意識な行為に3日も経てば罪悪感はなく、 10日も経てばジョッキにタプタプ注いだビールを最後の一滴まで飲み干す。 気づけば溜まったペットボトルを捨てる時「損だったな」と感じる。 この間 前の彼女とLINEをした。 「あなたじゃなくて、あの時のあなたが好きだった」 コーラルピンクのような膨らんだ期待に 殺伐としたインシグニスブルーが注がれ 私は間も無く嗚咽する 彼女はすっかり過去を捨てていた。 向き合えない取り残された感情に 逃避するための一時的な快楽 僕はまた情けなくなる。
さざ波 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1374.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-05-11
コメント日時 2020-05-14
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
うむ〜 こういうアドバイスじみたことはどうかとは思うけど もっと素直に書いたらいいと思う >向き合えない取り残された感情に >逃避するための一時的な快楽 こういうふうな月並みな表現ってどこか嘘っぽいと思うんだ それなら知らない色の名前のほうが本当っぽい 言ってる意味わかってくれるといいんだけど
1「私はペットボトル飲料を少し残してしまう人」 これ私もそうです! ってところから読み始めて、さらりとした文章の中にずしんと響くものを感じてコメントいたしました。 詩の全ては一番最初のこの言葉に集約されていて、 本当はペットボトル飲料を必要としていないんですよね。それで飲み残してしまう。 でも飲み残した分に執着がないかといえばそうではなく「ああ勿体ないなあ」と思う気持ちもある。(なら飲み上げろやって話ですが!それができないのでそもそも必要もないペットボトル飲料を買ってしまう) それが彼女への態度や未練をうまく表していると思いました。
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