モノクロの虹 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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モノクロの虹    

ねこのお腹は温かい、ね アスファルトに倒れて 春を殴った肩よりも ねこのお腹も温かいね 初めて内臓に触れた朝の陽に 射られ冬を齧った犬歯より 切り裂かれていく弧をえがいて 腹でも、肩でも、犬歯でもいい 誰か冬の虹を知りませんか? ねこの内臓 は重くて あたたかい 歯の隙間に虹の欠けら がのぞくねこのお腹には あたたかい虹があるね それは冬だね



モノクロの虹 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 1914.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 8

作成日時 2020-05-08
コメント日時 2020-05-20
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性22
エンタメ00
技巧40
音韻11
構成00
総合ポイント84
 平均値  中央値 
叙情性0.30
前衛性00
可読性0.71
 エンタメ00
技巧1.30
音韻0.30
構成00
総合2.72
閲覧指数:1914.1
2024/11/21 19時59分52秒現在
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    作品に書かれた推薦文

モノクロの虹 コメントセクション

コメント数(12)
Um Fantasma
作品へ
(2020-05-08)

「虹」と「ねこのお腹」そして季節。なんだかよき配合である。虹は観念的にしか架からない。猫の動きもあんまりない。そういう静物を追い越して季節は移ろっていくのだ的な。季節に託してうたうのはオーセンチックなスタイルだよね。書きざまの意趣があるからそうは見えないかも。モノクロの虹。モノクロかあ。色の欠落したという意味なのかな?たしかになんだかすごく透明っぽいライティング。

1
ほば
Um Fantasmaさんへ
(2020-05-16)

オーセンティックなスタイル、と言って頂けるのは嬉しい限りです。よくネット上でポエム、と揶揄される作品をみながら、何が違うのかねぇ、とそれっぽく見えそうな書き方を試してみたのは少し意地悪な書き方だったかもしれません。

1
ふじりゅう
作品へ
(2020-05-16)

猫のお腹をさする描写、そこから繋がっていく内臓のくだり、虹、そして冬と、視点の移り変わりに工夫があるように感じます。 とはいえ、私はあまりいい作品とは評価できませんでした。 詩というものは、極端なことを言えばテキトーに言葉を繋げたり、スラッシュや読点を突然差し込んだり差し込まなかったりして「オラ読んでみろや!」的な感情に沿って書いたとしても、「筆者の意図が上手く隠されていて難しい、理解できないから、いいよね!」といった評価をされる一面があるように感じており、私はそのような評価に否定的な立場です。 特に本作でよくわからないのは、まず1連目 >ねこのお腹は温かい、ね 続いて2連目 >ねこのお腹も温かいね とあるのですが、2連目の意図がよくわかりません。 冒頭は理解できます。考えるに、 ・ねこのお腹「は」とすることで、「モノクロの虹」の冷たい様との対比或いは文中にある「冬」の寒々しい描写との対比を図っている。 ・「温かい」というワードの重さを多分に表現する必要性が本作にあったため、読点を付けた。 ・「温かい」という表現が、後半の「内臓」の描写へ繋がるキーとなっている。 以上を考察可能です。であれば、2連目は一体全体どういうことなのか? ・「も」と書いているが、「ねこのお腹」と同列に「温かい」ものが1連目はおろか2連目にも提示されていないので、なにゆえ「も」と書いたのかわからない。 ・も、と書くことによって、冒頭の狙いがぼけてしまい、冒頭の書き方にも疑問が波及してしまう。 つまり、読者が考えうる範疇にない表現であると断定するしかない感じがします。 上記は最も大きな疑問ですが、他に例を挙げますと >春を殴った肩よりも ・「殴った」という表現は、それに類推する表現すら他に一切出てきていない上、「冬は殴らない」という対比効果を狙った詩文も見当たらず、殴った理由も明示的でない。 >初めて内臓に触れた朝の陽に >射られ冬を齧った犬歯より ・文章として致命的に読みにくい。主語が「ねこのお腹」であることもわかりづらく、また「朝の陽」の情報量も多すぎる(①初めて内臓に触れた②犬歯を射った③温かいに掛かっている(?)) >歯の隙間に虹の欠けら >がのぞくねこのお腹には ・文法として単純におかしい上に、その「ズラし」が狙われたもの或いは効果的に働いているとは言い難い。 などなど、文章として明らかに変という評価しかしようがなく、あえて変な文体とした詩文の効果を狙ったものとも考えにくい作品と考えます。すなわち、(本当に推敲したのだろうか)や(なぜ匿名で投稿したのだろうか)といった、作品以前の単純な疑問を想起させてしまう気がします。

2
ほば
作品へ
(2020-05-16)

0
ほば
ふじりゅうさんへ
(2020-05-16)

とりあえず、作者というよりは私も読み手として参加して答えてみたいと思う。決していい加減に答えたいわけではなく、作品を提出した以上、作者も読み手のなかに加わり合評したいからです。 では、ねこのお腹も温かいね、についてですが、確かにあなたの言われている通り、も、は同列に書かれているものはありません。一連目との差別化を図って書いたのでしょう。変化をつけたかったのでしょう。この微妙なズレや変化が全体として静的なこの詩の全体を緩やかに動かしていると思うのですが、それはとにかく、 初めて内臓に触れた朝の陽に 射られ冬を齧った犬歯よりも と、言ったように書いたほうが内容はすっきりするでしょう。ああ、そうするとその後への流れは腐るほど悪くなりますね。そのままか、も、はやめて一連目にならうかですね。そうしてみたがしっくりしませんね。 >このお腹「は」とすることで、「モノクロの虹」の冷たい様との対比或いは文中にある「冬」の寒々し>い描写との対比を図っている。 なるほど、納得。ところで六連目にあたたかい虹、と書いてしまったので、この詩は破綻していますね。これは大反省。いやぁ、勉強になりました。しかし、全て対比して論理的に処理するだけが詩のあり方だろうか?そんな疑問も感じます。 >歯の隙間に虹の欠けら >がのぞくねこのお腹には このズラしになんの意味もないように感じられたそうですが、が、をずらすことで歯の隙間にある虹の欠けら、という本来はイメージで想像するしかないものを視覚的なイメージで浮かぶように書かれているのだと思う。確かに文法上でどのように書くかの視点は大事ですね。ただそこに詩であるためのイメージがあればこのような書き方もありなんではないでしょうか。二連目は確かに読みづらさがあり推敲の余地があります。最後に推敲云々はなるほどと思いますが、匿名で投稿したことに何やら疑問が浮かんでおられるのは意味が不明です。匿名投稿というシステムがあり、それを利用することになんの疑問があるのでしょう。作者がどういう意図で匿名にしたか?は今作品においてはとくに気にかかる要素ではないと思います。

0
ほば
さんへ
(2020-05-16)

音の解析、なるほどそういう視点からみるとまた見えてくるものがありますね。参考にさせて頂きます。こうして皆さんの評を頂くと、自分では気づいてなかったものが見えて興味深いですね。ふじりゅうさんの視点は僕にはなかったし、沙一さんの感覚と論理的な視点からも学びがあります。

0
ふじりゅう
さんへ
(2020-05-17)

すみません、私の説明が悪く誤解を生んでいるようですので、しっかり書いた上でご返信させて頂きます。 まず、私は前回のコメント序盤で「文章が理解できないから、いいよね!という評価に反対なのだ!」みたいなことを申し上げましたが、そこだけ切り取ると「こいつは詩を論理的に読んだり、或いは読み解くタイプの読み方をすることしかできないのか」みたいな誤解を生むと理解し、反省しております。 そういったことを申し上げたかったわけではなく、「テキトーに繋げた言葉」に対しての上記の評価は、おかしい、といったことを話したかったのであり、決して感覚的な読み方を否定したいわけではございません。 さて、私は「文章構成や繋がりがおかしい!」みたいなことを吠えました。 しかし、同じく冒頭で申し上げた通り、また文中でも「効果的でない」と申し上げた通り、構成がおかしいこと=ダメな作品、と直結するわけではございません。それを指摘するなら、もっと他に意味不明な構成の作品なんていっぱい存在するのではないか、といった指摘がくるのは当然のことです。そもそも、私も明らかに文章として成り立っていないであろう作品を投稿したことがあります。 その上で私がなおも吠えたいのは、「明らかにおかしいと思われることを理解した上で、必然性があるからこそその表現に至っているのか」という点です。 私が指摘した件については、特段めずらしくもないことではあります。しかし、「どう考えても指摘されるに値する表現を筆者が分かったうえで、おかしいことも含めて作品として昇華している」文脈が本作には見受けられないのではないか、と考えます。 つまり、そういった様々な工夫、技巧、さらには筆者のエネルギー云々を総合して「感覚的に読める」作品が誕生するのであり、感覚的に読もうが、論理的に読もうが、分かりやすく欠点が見えている事をカバーできていない作品には、読み方以前の話なのではないだろうか、と考えるのです。 例えば、以下の作品があったとします。 >筆箱は空だ >さくらんぼをゴミ箱に入れた >筆箱は愛だ >ポケベルが震える >それは十五夜でなく >全てを悟ったウサギの朝だった これは言葉をテキトーにつなぎ合わせただけの作品です。こちらの作品に対して、 ・筆箱が色んな方向に飛んでいて一貫性がない ・ポケベルが唐突に登場してきて、前後では全く登場しない ・それを回収する文脈が存在しない といった評がありえますが、まさしく、論理的であろうが感覚的な読み方であろうが、どう考えても詩文としての欠点をカバーできていない状況下に対して、感覚的な読み方でそれを補完することは中々難しいのではないか、と存じます。 などと吠えた所で、ひとまずのご返信を終了したく存じます。長文失礼致しました。

1
ほば
ふじりゅうさんへ
(2020-05-17)

どうも、返信ありがとうございます。あー、私としてはあなたの仰る事を理解した上で書いたので誤解はない事はご了承頂けたらありがたい。必然性があるからこそその表現に至っているかについて、例えば二連目、ふじりゅうさんが言われたように問題がある、と感じました。ではどういう書き方があるのか、を軽く検討したが答えが出なかったわけですね。少々、口が悪く書いた事はお許しください。生来のもので、つい滑るのです。二連目の読み辛いという指摘にも私は推敲の余地があると返答したのですが、そもそもの前提のあなたの指摘の主旨を理解していないと思われたなら残念です。 で、六連目のズラしの指摘についてはなぜ、そのようにしているのか、を軽く書いたわけですが、読む限りその点についても効果的でなく必然はないと判断されたようですね。 そこに異論はありません。詰まるところ、この詩をは問答無用なところまで書けていないのでしょう。その時点で今作は破綻している事が明らかですね。

0
ふじりゅう
ほばさんへ
(2020-05-17)

すみません、沙一さんへのご返信を打ち込んだあとに筆者様のご返信を確認致しまして、キャッチボールが上手くいかなかったようであります。 6連目のずらしについて、 >なんの意味もないように感じられたそうですが、が、をずらすことで歯の隙間にある虹の欠けら、という本来はイメージで想像するしかないものを視覚的なイメージで浮かぶように書かれているのだと思う もちろん、その効果については頷ける部分があります。私が思うところとしましては、「ズラし」の効果が上手く表れていないようなもったいなさを感じます。なぜかを考えた所、 ・変化球が作中で多用されていて、緩急がない。 ・さらっと書いてあるので、逆に目につく ことが大きいような感じがします。例えば、 >歯の隙間に虹の欠けら >が、覗く >ねこのお腹にも >あたたかい虹がある のように、私であれば「文法上ヘン」であることを逆手に取った、「ヘンアピール」みたいな構成にすると思います。 ・・・・が、これはあくまで私の考え方ですし、最適解かと問われると間違いなく否だと思いますので、「ふーん」くらいでお読み頂いて問題ございません。 一応さきほどのご返信は筆者宛てではありませんでしたが、ご返信があった後にコメントを打ち込んでしまったため、なんだか私が無為に煽ったような感じとなってしまいました。。。失礼致しました。

0
ほば
ふじりゅうさんへ
(2020-05-17)

沙一氏への返信でしたか。私の見落としですね。大変、失礼しました。

0
いすき
作品へ
(2020-05-19)

これすごく好きな感じです。ねこっていうひらがなは漢字の猫よりかわいいんですよね。の内臓 1ドッキリポイントは「ねこの内臓」なので、第二連では「内臓」はチラ見せしない方が良かった気がします。 2「春を殴った肩」はさすがに飛ばし過ぎな気がしました 3「のぞくねこのお腹には」「のぞくね、このお腹には」これ面白いです! 4オチ、「冬」の一文字とかどうでしょうか?

0
ほば
いすきさんへ
(2020-05-20)

なるほど、ドッキリポイント、ですか。確かに内臓を強調するなら、二連を考えてみる必要はあるかもしれないてすね。さて、そこでひとつ気になるのは二連とその後の内臓が同じ、かですね。 しかし、内臓、という強い言葉である以上、絞って書いた方がインパクトはあるかもしれないですね

0

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