ブルーロータス - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ブルーロータス    

風が 髪を撫でる 辿り着けない何かを それ自身を捜して 流れる景色や 時のなかを眺めては 失望だけを繰り返す 好意から逃れたくて それなのに 束縛さえも信じられず 完璧な檻を求めた 花は自重に垂れ下がり 明くる日 盲従 雪に散り 僕は僕のまま檻の中 器に迷うことも無く ただ安らかに 葉を揺らす風は青臭く   手汗に滑った鉄錆が 膝にくい込んだ砂利石が 僕の自由を讃えてくれる 理解はなく 共感の必要もない 一切を突き放して あきらめに行こう 広場の視界はサンと晴れ 恐怖すら 火が焼いてしまった カンナビスへと紫煙は流れ 円環の外でひとり遊び 越えられなかった失望も 他人を拒む僕の幼さも 風がいま全てを許すよ 風は僕などを 知らないから 僕は僕のまま檻の中 風がいま全てを許すよ 


ブルーロータス ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1320.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2020-05-03
コメント日時 2020-06-01
#現代詩
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1320.8
2025/04/07 00時38分41秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ブルーロータス コメントセクション

コメント数(1)
藤 一紀
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(2020-06-01)

こんにちは。風にはじまり風に終わる、という感じですね。だから、ありふれているはずの冒頭二行が死んでない。じわじわ味がしみてくるサンドイッチみたい。

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投稿作品数: 1