いそのちしお - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

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いそのちしお    

おばあちゃん、それ、ほちょうき じゃなくて かいがら だよ おばあちゃん、どうしたの(なんで ないてるの)


いそのちしお ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 1871.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 15

作成日時 2020-05-01
コメント日時 2020-05-10
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性77
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧66
音韻00
構成11
総合ポイント1515
 平均値  中央値 
叙情性3.53.5
前衛性00
可読性0.50.5
 エンタメ00
技巧33
音韻00
構成0.50.5
総合7.57.5
閲覧指数:1871.7
2025/04/10 07時05分31秒現在
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    作品に書かれた推薦文

いそのちしお コメントセクション

コメント数(7)
るる
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(2020-05-01)

貝殻を耳に当てると潮騒のような音が聞こえると、いいますものね。 おばあさんのすることを なにか滑稽な感じにとらえつつ おばあさんのことをわかろうとするがわからない 感じとかが 良いなあと、感じました。

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中じさん
中じさん
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(2020-05-01)

真清水るる  様 コメントありがとうございます。 本当に、嬉しく思います。 私ももっとコメントしないといけないなと思ってます。 設定をややこしくしてしまいました… 磯野かおりの息子、ちしお君の名前の由来は今は亡き父方のおじいさんの名前から、 おばあさんは、貝の中から彼の声を聴いては昔を思い出していて、 (でもその音の正体は自身の血の流れなのですが) ちしお君は、おばあちゃんは「にんちしょう」だと心の中で気にかけ始めています。 貝殻を思い切ってサザエにしようかと思いましたが、さすがに間違えないですよね… 寒いダジャレの解説みたいで申し訳ないです。 しかし、重複しますが、コメント嬉しく思います。 ペースはゆっくりですが、もっと勉強します。 ありがとうございました。

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笠山平
笠山平
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(2020-05-02)

「彼女は海に帰りたいのだ」というイメージを持ちました。 外の音を拾う補聴器と(人間の)中の音を反射する貝殻との対比も美しいと感じます。 これは詩でありながら物語なのですね。

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中じさん
中じさん
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(2020-05-05)

AB 様 読んでいただきありがとうございます。恐縮です。解説も読んでいただいたなんて。一応、設定抜きでは孫の心の優しさの芽生えなんかも表現できたらと思っていましたが、なかなか難しかったです。 ご理解いただけて、本当に感謝です。ありがとうございます。 笠山平 様 海に帰る…最終回ですね。 そして仰る通り、外の音を聞く補聴器と自分の声(血潮)を聞く貝殻の対比は表現したかった一つでした。 思いを巡らせていただき、本当に感謝です。ありがとうございます。

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ふじりゅう
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(2020-05-05)

優れた作品と考えました。 明らかに「おばあちゃん」は精神的になんらかの異常がみうけられる、もしくは単純な勘違いかもしれませんが、どっちにしろ「おばあちゃんが自分の衰えを嘆く」という構造をリアルに表現されていると感じます。 良いところとして、一人称である主人公は「なにもわかっていない」ことが明確であり、何もわかっていない無垢な目線から見た「おばあちゃん」が実像化されていることから、明確に実像化されていない「おばあちゃんの感情」へすんなりと誘導できている点です。 言葉で表現し得ないおばあちゃんの思いを、別の目線で描くことによっておばあちゃんの感情の表現へ結びつけている点において、練度の高い1作だと感じました。

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カオティクルConverge!!貴音さん
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(2020-05-09)

おばあちゃんは、きっと海なのかな? それも自分の中にある遠い海の思い出に近づけたくて 補聴器を外して、耳に近づけたのかな? でも、齢で聞こえなくなってしまって 自然な音を拾えなくて泣いているんだろうなと思いました。 子供からすれば、お婆ちゃんは生まれた時からお婆ちゃんだから 涙の理由を分からない対比が良いかなと思います。 でも、もしかしたら貝殻から大切な声や音が聞こえたとかならロマンチックですね。

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いすき
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(2020-05-10)

おばあちゃんはすごくしっかりしてるけど、周りの人にはそれがあまりわからない。だからおばあちゃんは、誰にも理解されないおばあちゃん一人の情緒の世界にいる。でもおばあちゃんなので、長生きしているので、これは決して孤独で泣いているわけではない。むしろその反対のことが起きている。まだ幼い主人公がこの悲しみを知っているはずがないと改めて思い知ったときに、対照的にその先の人生にもまた思いが巡る。ここに祝福があることを祈り、また在りし日の自らを重ね合わせて、涙をにじませている。ほんの短い文章の中に対比と情緒鮮やかに書き込まれていると思いました。

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投稿作品数: 1