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豚男爵
小鼠達は無礼にも高潔な悪意を添えて、幸 せそうな微笑みを豚男爵に繰れていた 正しい向きを返せば良いものを、そんな気 味を伺い知りながらも紳士的な態度で、贈 答を求める欲が満ち溢れている豚男爵は、 生が反芻している世界を見てしまえば、信 用などは存在しない紙くずの様な物で、念 いの赴きには従いたいと、降伏させる気配 を妄想で見つけている愚か者しか存在しな い残念を嘆き叫んだ 父成る大地よ、細やかな私の思いは本当な のだ、母成る大海よ、私は今も苦しみの中 に生きている 空の下、片隅の方で、心を濁さないような 海鳥の群像を、その景色を忘れてしまう時 も、私は無様な姿で生きているのだと、来 日も祈りを捧げていると 来日も、来日も、それこそが心の美なのだ と、信じて疑わない豚男爵の悲哀を皆は慈 しんだ 無垢な小鼠達を愛して来た心の隙を赦そう と、爵位の名誉と寛容を讃えた気品を喜び、 醜さとは誰をも信用しない無礼だと嘆き、 豚男爵が真実一路の光明を見た其の様を見 よと
豚男爵 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1205.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2020-04-21
コメント日時 2020-04-21
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
カリカチュアに終始しており、猿の悪意を剥き出したかのような筆致には、薄ら寒い精神の貧困すら垣間見える。 そこに甚大なる共感の念と、感嘆を禁じ得ない。 冒頭の恣意的な文脈破壊に始まり、只管好戦的な威嚇、挑発は、挫折を知らぬかのように。若く、現代的な美質を崇拝し、謳歌している。
0あまり見ない、面白い文体ですね。 あえてこのように文章を区切るとは。そこまで見にくいわけでもないですし。 皮肉で滑稽で、悲劇的な豚男爵。 いいキャラです。 もうすこしエンタメ的にするとよりいい味が出るかもしれません。 より分かりやすく滑稽にするとか。
0タイトル、読点と改行に読まされました。B級ホラーの傑作! というような存在感があります。
0鷹枕可さん、コメントありがとうございます。御察しの通りの戯画、風刺の類いです。笑 勢いで書いてしまっているので、文章としての内容には、整合性に欠けていると自分でも思っていますが、意図する所を汲み取って頂き感謝致します。もう少し、推敲が必要な様です。
0羽田恭さん、コメントありがとうございます。文体は国語の作文の様な分かり易さを強調したかったのが私の狙いです。 そして、何分、勢いで書いてしまっているので、内容的には自分でもいまいち納得がいかないのが本音です。 推敲する時間は幾らでも有ったのですが。苦笑 しかし、豚男爵のキャラを理解して下さり、的確な助言には感謝致します。私も載せた後、そう思いました。笑
0斎藤木馬さん、コメントありがとうございます。若干、ふざけている様な詩ですが、こういうのも有りかなと。笑 コメント見た時、思わずぶはって笑いそうになりましたよ。 内容的には自分でも、納得してないので、改良の余地有りですね。
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