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青いミモザ
夜が言った 今の君にはこれくらいの時間がちょうどいい 冬の匂いもいつの間にか消え 街は人が消え僕と死神がダンスする 黒い雨に濡れたリンゴが道路脇に並び 薄気味悪い絵洗いだけを残す むき出しのパイプが床から顔を覗かせる廃墟 夢の街はいつも曇り空 みんな死を待ち焦がれている シュタイナーは土星期は盲目で無感覚だと言った 僕の心を動かせるのは土星くらいだろう いつまでも続く道にハタハタうんざりしながら 君は僕を愛しそうに振り返りながら去って行ったね 青いミモザはもういいのかい? 珍しいものを見たかのように目をまん丸にして キャンドルの火が消えようとしている これからは猫たちの時間 僕らはもう眠らなきゃ
青いミモザ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1443.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2020-04-20
コメント日時 2020-05-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
青いミモザ、タイトルにされるだけありそれが作品の象徴なんだろうけどわからないんですよね。ミモザの花の色とは違うし、カクテルも普通に花の色でしかつくらない。存在しないものを指しているのかな。舞台は夜、それも人気のない夜の街、なんだけど途中でシュタイナー(名前しか知らない)が盲目で無感覚だと言ったとある。それは作品のなかの人すべてに適用されていて皆、一様にそのような状態であるから他人に気づかない無関心な状況をさしているのだろうか。ああ、すみません、わからないのであげます。これからは猫たちの時間、てのはひかれる詩句でした。
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