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遺書
希望の 死亡日は 叶いましたか もし わたしが 死んだときは 脳味噌を缶詰にしてほしい おいしい味噌汁に なるわけじゃなく 役に立つ物でもないけれど 生きてた頃のそれの姿を ちょっとでいいから思い出してよ そういう話で 別に変な意味はないんだよ 生きている頭の奥は ただそういう 気持ちのままに 今は満たされている そういうこと いつの日かまた よろしくお願いします 追記 せめて記憶のスポンジが 最期はただの白粉となるまで 心臓も骨も眼球も鼓膜も いわゆる喜びを感じ 無事に還れますように
遺書 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1763.2
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 10
作成日時 2020-04-16
コメント日時 2020-04-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 4 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 4 | 0 |
総合ポイント | 10 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 4 | 4 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 4 | 4 |
総合 | 10 | 10 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なんとも絶望的な詩です。良い意味で。 女性が1人、途方に暮れながら壁によりかかっているような像が浮かびます。 加えて脳みそ缶詰案件の驚きですよ。この話があるかないかで、本作品の魅力はぐっと変わってくる。 「女性が途方に暮れているのが浮かぶ詩」と「女性が途方に暮れていると思ったらとてつもない文言による一撃もかましてくる詩」では全く印象が違います。 正しく、脳みその記載がこの作品のミソ、なのでしょうね……。
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