犯罪映画と心理学の本とシリーズ小説 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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犯罪映画と心理学の本とシリーズ小説    

俺と違っていい大学に通ってる女が言っていた「恋愛系の物語は現実味がなくて嫌いなの、だからサスペンスが好きなの」と。その女が勧めて来る本や映画は性描写や過剰な暴力で溢れた作品ばかり。だぶん人並み以上に幸せな生活を送って来たのだろう。中でもお気に入りは韓国映画。俺のルームメイトは韓国人だがそいつには聞かない。 大学に入るまで家の門限を守っていたらしい。セントポールユニバーシティのサークルで回されているとかいないとか。くだらない噂話。でも俺だって君に会う前に違う女とヤっていたからおあいこだ。埼玉から来たような格好をしているが実は東京出身らしい。そういう演出は嫌いじゃあない。 彼女はたまに心理学の本を読むことがあるそうだ。ある本によると人間には三つのタイプがあり、気遣いはできるが相手にも同等の気遣いを要求するタイプ、気遣いのバーゲンセールかのように他人に尽くしすぎるタイプとその中間。彼女は「私は同等の気遣いを要求してしまうタイプなの」と俺に言ってきた。今でも点滅する青信号を見るとこの時のシーンが黄色く頭の中で光る。 部屋で呑む時に彼女は皆にブローアイズしてる。彼女は俺くらいのガキの喜し方を知っている。女慣れしてるとか落ち着いてるとか言ってくる。だが俺は気が利かない。だから別の女にブロージョブをさせて女の視界を奪う。ベットで女が上になり俺のサイトも塞ぐ。俺の顔に雨が降る。液体が頬で弾み、目に少し入った時に彼女に勧めらた本を思い出した。「I.W.G.P.」彼女に教えられるまでは知らなかったが作風がほぼ一致していた。無駄な情報は与えてないはずだが心の中に冷たい部屋に入れる鍵を持っているのかも知れない。でも俺たちには摩擦がない。だからひとつになれている気がしてとても気持ちいい。彼女は氷の妖精で俺は雪だるま。DM を送るきっかけを作るために彼女に勧めらた本を読み終えて「勧められた本 感想 書き方」で調べた時には涙が出た。


犯罪映画と心理学の本とシリーズ小説 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1153.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-04-09
コメント日時 2020-04-11
#現代詩
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:1153.8
2025/04/13 16時02分30秒現在
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コメント数(1)
mud man
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(2020-04-11)

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