ハウスベーカリー - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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花骸

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ハウスベーカリー    

わたしの旦那はパンをやく わたしも家にいるけれど わたしを無視してパンをやく 窓の前に干してあるのに 窓を閉めて 洗濯物も乾かない ここにとじこめた空気に火をともして あなたはわたしが ハダカになったとしても あなたは構わずパンをやく 1度も家をあけることもゆるさなかったあなた わたしが変わってしまっていたことにも 気付かない パンに火が 通りすぎないようにと 窓をあけたあなた すっかり空気にとけてしまっていたわたしは もう2度と この家にもどることは 出来なくなってしまっていた



ハウスベーカリー ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1302.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2020-04-08
コメント日時 2020-04-08
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1302.6
2025/04/10 05時07分11秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ハウスベーカリー コメントセクション

コメント数(5)
湯煙
作品へ
(2020-04-08)

旦那さんは職人といったところでしょうかね。職人さんのパン作りへの熱心さと冷めていくような家の雰囲気とを感じさせました。

1
れいんまん/プロフは'きくちちき'さんとのツーショット
湯煙さんへ
(2020-04-08)

ありがとうございます 家を調理器具のひとつとして 使ってる感じを、めざしました

0
湯煙
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(2020-04-08)

パンのためというよりお家が焼かれてはまた冷めていくような美味い作品と思いました。誤読かもしれませんが。

1
tOiLeT
作品へ
(2020-04-08)

最初の三行すべて『わたし』で始まるところがいいですね。 ここでリズムが生まれたような気がしますし、 『わたしを見て欲しい』といった心情も表現されているように感じます。 些細なことですが最初に『わたし』を連続で使ったぶん、 その後の8行目などの『わたし』をあえて使わないで方向でやってみても面白そうに感じました。

1
ほば
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(2020-04-08)

ユーモアがあり面白い。内容としては笑う類いではないけれど、タイトルが違和感なく入ってくる内容ですね。火が通り過ぎないよう窓を開け、など家を窯にして焼いてる感が出てます。

1

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投稿作品数: 2