春という、春の詩 - B-REVIEW
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春という、春の詩    

春は静かに眼をあけた 風の匂いや色がいつもと 違っていたとしても 蛙が跳び、蚯蚓が轢かれ 春はやんわりと歩いた 溶けた雪に泥む道がない 渇いた風に混じっている 血の匂い、が、なんであるのか 鉄棒を逆上がりしても ちっとも解りはしないけれど 砕けたSnow dormが雪のように  きらめいて ほどけた包帯がそらう、と 水面を乱反射しながら 菜の花は野を駆け抜け 春は季節を跳びこえる



春という、春の詩 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1788.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 3

作成日時 2020-04-07
コメント日時 2020-04-18
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/14現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント33
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性0.50.5
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合1.51.5
閲覧指数:1788.3
2025/04/14 07時19分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

春という、春の詩 コメントセクション

コメント数(5)
ほば
さんへ
(2020-04-13)

巨大生物!私の想像を越えてうまく詩が独り歩きしているようで何より。そうです、春はどうしたってやってくる。しかし、そんな春が来ないときがやってくるのかもしれないし、そんな詩を書いてみてもいいのかもしれない。果たして春は希望なのか?考え甲斐があります。

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藤 一紀
作品へ
(2020-04-14)

こんにちは。最終の三行、菜の花がこちらからあちらまでにかけてぶわっと咲き広がる光景が目に浮かぶようです。勢いよく絨毯が広がるようにぱーっと広がっていく明るさ。冒頭からの傷ついた感じ、いつもと違う感じ、それらから印象づけられる狭苦しさがほどかれて開かれる気持ちよさを感じます。

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ほば
藤 一紀さんへ
(2020-04-14)

最後に跳ね上がるようにイメージをひろげたいというのが、今作のひとつの取り組みでもあったのでそこを感じていただけたのはありがたい事です。春に春の詩も、つまらないかな、と思いつつも春には春を迎えてしまう凡庸な詩にコメントありがとうございます。

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ほば
さんへ
(2020-04-18)

こりゃ、また的から少々?ハズレてはいませんか? なるほど春、を外しても文章は一見成り立ちますね。しかし、文体のリズムは壊れますね。では私、に主語をなどいわれでも困ります。私、でなく春、と書いたことに意味はありますので。しかし、それを読み取れなくてもあなたの問題ではないのでお気になさらずに。タイトルを忘れての問題提議、面白く読ませて頂きました。春=季節とすべてを置き換えて読むのは少々安直かな? 

0
ほば
さんへ
(2020-04-18)

丁寧にコメント返信、ありがとうございます。しかし、コメントの一部だけを大きく捉えておられますね。 >私、でなく春、と書いたことに意味はありますので。 ここについて考えてはおられず、リズムという私の書き方も少しばかり問題があったのかな?意味がある、と書いた事を浪費とあっさり捉えられるのは残念ですね。しかし、詩をどのように読むのかは読み手に託すべきことですので、その意味を含ませた詩句や全体の構成に問題があった可能性はあるでしょう。 春がなくても春という季節について読み取れる、そう間違ってはないですよ。伝わっています。 そういう意味では理解はし合えてますね。参考にさせていただきます。

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