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君に告ぐ
今 この右手に触れるものを 決して放してはいけないよ その胸に挿したフリージアの 鮮やかな枯れる匂いも気配も 右に押せば左が動き のらねこは わぁ、と鳴いて今、 たまらなく胸をかかえる、 この今、 見るもの全てが美しく映る今日に 君に告ぐ、 正しさなんて 何一つ わかった口は きけませんが 今、君が あぁ 花だ、と そう思うだけ その瞳に抱いて行きなさい
君に告ぐ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1601.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 9
作成日時 2020-03-29
コメント日時 2020-04-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 6 | 6 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 9 | 9 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.7 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
伊丹様 お世話になります。 君に告ぐ、 正しさなんて 何一つ わかった口は きけませんが 今、君が あぁ 花だ、と そう思うだけ その瞳に抱いて行きなさい ストレートな最後の文書が本当に好きです。批評を書くことが苦手ですが、この文書にはきれいな中にも力強さが感じられました。 見るもの全てが美しく映る今日に その前の文書からの勢いからの最後の締めが本当に力強く今日も一日を生きられているといことに感謝です。 つたない文章ですがよろしくおねがいいたします。
1思わず警告(=お願い)してしまうところから始まり、最後の別れが指示?のような一言で終わっているのが、何だかお父さん目線のようで興味深いです。花のような美しさに目が眩みながらも、一定の距離感から惑わされ、祈り、繋がりを持とうとしているのが何とももどかしく、良いですね。
1コメント、ありがとうございました!(気付くのが遅れました、失礼致しました) とても嬉しいです!!!励みになります。 お父さん目線のよう…、そうコメント頂いて、初めて自分でも「この流れは確かに!」と驚きました。 実はこの作品は、10年以上前(高校生の頃)に書いたものでして…、当時の私がどんな気持ちで(父のような目線で?)過ごしていたのか…と、改めて考えさせられました。
0コメント返し機能に先程初めて気が付きました…! ここでのお返事が遅れてすみません! 話題になる、受賞した現代詩を読む度に、「私の詩は簡単すぎるのかしら」と不安になっていました。けれど、難解な詩も、読み易い詩も、どちらもあって良いのですよね。元気が湧いてきました。いつもありがとうございます!
0「君に告ぐ」というがタイトルが何より良いですね。詩自体もその一語につなげるために構成されていますが、押しつけがましくなく、柔らかな詩句も挟みつつ、最後まで読ませている。疲れ切った男がふと立ち寄った教会で、神父にさとされ言葉を受けたという印象です。
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