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水の中
わたしの手はまぶしいあの光には届かない わたしの足は堅くどっしりとした地面にはつかない ただただ不安定な空間に漂う存在 ゆらゆらと漂ってどこに流れ着くんだろうか でももがくのはつかれたの もがき方もわすれちゃった 勢いよく泳いで苦しむのはもういやなの 息をずっとひそめて酸素を失って苦しむのはもういやなの まるくまるくなりたい でこぼこのない水晶玉のような 変わらないものになりたい さらさらと流れていく水のような 永遠普遍のものに そうしたら息が少しは楽になるかな 空気を引き寄せるように胸いっぱいに吸い込むことが出来るかな 明るい陽の光を体いっぱいにあびられるかな でもいまだに私は漂ってる ねえ、誰かこの水の中から引っ張り上げてよ ねえ、私にあたたかい陽の光をあびさせて ねえ、お願いだよ わたしをまたうしなうまえに
水の中 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 976.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2020-03-18
コメント日時 2020-03-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
返詩です 「苦美輪(くびわ)」 ずっと溺れていた 変わらない毎日に倦んで 自分の本当の名前も知らずに ずっともがいてた 君は何事もないように 笑顔一つで僕を引き上げる 僕の名前を呼ぶ みんな間違えて当てられない 僕の名前を ヒント一つで 自然に口からこぼす女(ひと) 君にペンダントを贈ろう もう僕から逃げられないように 涙製のちょっと重いペンダントを だから 君が僕の名前を呼んで 僕の本当の名前を
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