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夏の雨の詩
怒涛怒涛....... ....怒涛怒涛怒涛...怒涛怒涛..怒涛..........怒涛....... 揺れ動く、指揮者達の手達 鼓動を歌う、白い無数の子ども達 縦に 踊る カンナは今 ちぎれ 雨樋の ドラムロールの 煽りよう その向こう、名も知らぬ、大木が、歌い狂う 白い怒涛と共に....... .......あれらの共鳴は 今この時にだけ隠された 事実の表出を促します そう、 乱れているのです、あからさまに。 一心不乱に、乱れているのです。生命が。 分かりますか?それが。 見えますか?それが。 命が、生命が、あの怒涛の驟雨により、乱れています。乱れています。 あぁ、 僕は、それが羨ましい。 あぁ。 僕も庭のカンナのちぎれたように、ただ咲いて、ただ散りたい。 だのに何故僕は、こんな折に、窓越しにそれらを眺めているのだろう 人工物に、人工物に遮られ、 ただ咲いて、ただ散るものを、ただ呆けた顔でただ眺めていて、 それじゃつまり、つまり、 つまり僕は、自然ではないのです 僕は今この時、不自然なのです 僕は世界とは無縁なのです 僕は命を燃やせないのです、あのように あぁ 何故僕を人として堕とされた、母よ あぁ 窓を、厚いガラスを触って、カンナを見つめます あぁ、神よ、 願わくは、次こそ、次の僕の命こそ かの雨のように産みたまえ かの奏者の一員にさせたまえ かの雨のもとに産みたまえ かの弾丸に裂かれる脆さにさせたまえ そしてかの雨のもと 命の踊りを踊ることを許したまえ
夏の雨の詩 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1390.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-03-05
コメント日時 2020-04-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
雨樋の ドラムロールの 煽りよう て、行が 楽しかったです。 ゲリラ雷雨のような情景が目に浮かびました。 カンナは夏の花ですから、題名から 察して、花盛りの時期に ひきちぎられるように散る花に ご自分を照らし合わしておられるんだろうなあ。 はじけてしまいたい思い 感じました。 はっちゃけてしまいましょお 踊るのを促すドラムロールの音が 聞こえてますよ!
0感想ありがとうございます〜 今気づきました<(_ _)> はっちゃけちゃおうかな〜
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