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だっちゅーの
だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ 太古より、或いは生物が生物として我々からすると「らしい」物体となったその時より、女性と男性、男性と女性、即ち異性というものに異性は大変な興味を示し、時には生命体が絶対的に恐怖せざるをえない「死」それを覚悟した上で殺し合いに勤しむ事だってあると聞く。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ とはいえ、あらゆる生物が異性そのもの、もしくは異性との性行為に対して真っ直ぐな欲情を抱くのに対して、惚れる、だとかときめく、だのという性行為へのプロセスとしての外見に惹かれる意味合いでなく、おっぱいやケツに情欲を滾らせる人間は、はたして生物の枠組みの中にカテゴライズして良いものか真剣に悩ましい。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ 女性が前かがみとなり、我々に視線を与えつつその豊満な乳房を腕で挟み込み、強烈な谷間を創りながらも純白の笑顔を贈って頂ける彼女等に対して、世の男共は一瞬でもテレビに釘付けになり、ある人は唐突に借りてきたエロDVDをまるで性行為の如くプレイヤーに挿入しだし、ある人は嫁にビンタされたこともあるとか。生物が性欲に勝てないものであることは歴史が証明しているが、人間ほど些細な(おっぱいや乳首、谷間、いやしかし貧乳も捨て難いものだ)事象でコロリと仕留められる生き物もそういまい。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ そもそも、なぜ私の耳元でこの声が、爆音で聞こえているのか全く持って意味がわからない。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ 耳というのは極めて繊細な器官のひとつだ。外耳ならまだしも、中耳以降に損傷があると治療も難しくなってくる。私に極めて近いところで、あの声が爆音で聞こえてくるのだから一発やりたいところでもあるのだが、いやしかし身体の方も思うように動かないのが今の現状だ。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ ひょっとして、私は生命体としては既に終わってしまっているのかもしれない。だから体は動かず、このような生き地獄をさせられているのか。つまり、死、んでいるのではないか、と、そう思うわけである。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ 私は前かがみになり、腕を男の貧相な胸にめいっぱい押し付けながら大声でそれを叫んでいた為、先程からインターホンが鳴りっぱなしだ。だが、私は既に死んだ存在なのだから、もうどうでもいい。願わくば、天国にいけなくてもいいから、あの白桃をねじ込んだかのような乳房をこさえて、デカ目の乳輪を水着で隠したかったものだが。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ ひょっとすれば私は死んでいないのかもしれないが、最早そんな事はどうでもいい。部屋の扉はぶち壊れそうなほどドンドンと鳴り響き、下劣な下ネタが生き物になったみたいなしょうもない連中が何やら喚き散らしている。 だっちゅーの♡♡ だっちゅーの♡♡ もうどうでもいい。死のうが、生きようが、欲情に勝てる生物などいない。これは生命体としての根源的なものであり、むしろその根本を逸脱した彼等こそ米に湧き出る虫の如き害悪なのだ。オパビニアも、サルコスクスも、ティラノサウルスレックスも、メガネウラも、ダイアウルフも、メガロドンも、皆が皆生殖活動の快楽のためにその日を生き、化石となった。私も化石となれるなら、願わくばたわわな乳房とデカ目の乳輪をこさえた姿で土に埋もれたいものである。 いや、貧乳も捨て難いか……
だっちゅーの ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1419.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-03-05
コメント日時 2020-03-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ヽ(・◇・)ノそう、だっちゅーのの正体は芋虫のディックだったのです! ヽ( ・◇・)ノそこでベンウェイ医師は黒塗りのセンチュリーに衝突しました。 ヽ(・◇・)ノごらあっ、免許持ってんのかっとヤクザが吠えます。 ヽ(・◇・ )ノそして幸せなキスをして終了しました。 ヽ(・◇・)ノ生物学的に見て、意外と同性愛は多いのです。
0一生懸命に書かれた感があってよいかとも思うし作者の人の良さが滲み出ている。最後の残念な吐露。これがなければテロル的な投稿作品として不気味な輝きが出たかもしれないが、見事な不発弾作品。言い過ぎていないと思うが、一応お詫びいたします。気分を悪くされていたら、ごめんなさい。
0コメントくださり恐縮です。いい人感が滲み出ているという事は、作品が筆者から離脱出来ていなかったのでしょう。我ながら最低かつ下劣な作品を書いた自覚があったのですが、意外なご感想を頂戴しております。 不気味な輝きというのは不気味な人にしか出せないのか、というとそんな事は無いとは思うので、ごく普通の人間が作品にそれを宿すには如何にすれば良いのか、は今後励んでいきたいところです。
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