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絵日記
蜘蛛が体を這い上がる 気がつけば二匹いて愛でたい 起き上がることも億劫でヘム鉄を足す 天井の平面充填 端っこのトマソン 洗濯機を2度回す 危篤のばばぁ 90歳だろ よく生きた 家族が死んでも泣きはしない ばばぁん家では鯉が泳いでいた 餌をやるか 親父の顔を立てるか 3年ぶりに東京を出る 調子も良くなった 電車に乗れるし、2時間超える映画も見れる だから何だ 考えてるのは酔っぱらっているから? 2度回る洗濯機も 家族を思い出せないのも 酔っぱらっているから でも最近医者には褒められた あの果に行かぬようバーボンはいまだやめている 飲んだ暮れのマント 唐辛子の煙を顔にかけるブーゲンヴィルの魔女 起き上がり本を読む 入れ墨のブックカバー クロスギのシュラブ アルフレッドクビンの夢を少々 マキロンで化膿止め オディロンルドンとマルファン症候群 AAで話す 側宙の練習 何でもないことが何かだったり そんなことを話した相手 イノカシラフラスコをあげた みたいなことは当分言わない そうやって人を見ることはしない 独り言ももう言えない ばばぁが死んだなら、そのくらいの枷は良い。
絵日記 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1395.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-03-02
コメント日時 2020-03-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
3連目に違和感を感じます。 詩の内容としてはやはりお婆さんの死が印象に残るのですが、恐らく4連目の、強がりのような感情へ繋げるための3連目なのだろうと思われます。 思うに、要素がバラバラに分解され過ぎていて、ただ印象に残りづらくなっているのではないか、と。内容を整合し、推敲する余地があるのではないかと感じます。
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