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電車窓
電車の車窓が ビュンビュンと 大地を左へ流してゆきます 枯れ草と枯れ木だらけの 畑、山、地 それぞれが 時々現れる四角い箱を キラキラと輝かせます 命は見えません 湿ったコンクリの上に 空へ尖った針の間に 赤色の三角、クリーム色の四角の隣に 透明なビニールの向こうに 命は見えません 吊り橋の端に ささくれた坂道に 白い境界線に 光を浴びるパネルの下に 遠くを望めば 何も動いていませんでした アイから落ちた塩水を 青空へ撒くことにします 何も言いません 何も言いません
電車窓 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1047.2
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 15
作成日時 2020-02-29
コメント日時 2020-02-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 5 | 5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 3 | 3 |
総合ポイント | 15 | 15 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 5 | 5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 3 | 3 |
総合 | 15 | 15 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
全体に好きですが、特に命は見えません以下の表現が面白いです。「nobady...」の表現に通じるかもしれないですが、なんにもない感じが単に強調される寂しさだけでなく、だからこそ何かありそうな不思議な感じがありました。また「枯れ草」「枯れ木」と枯れが反復されていても悪目立ちしてない、ですます体とシンプルな語り口の相性なのかなと思いました。
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