別枠表示
ヒヨドリ
ヒヨドリは 木の枝を大きく揺さぶりながら 花を ひとつとして散らすことなく蜜を食み 去ってゆく 二月 日曜日の朝 メイプルシロップの風のなかを 急かすように小さな背中を見送った 甘やかな手をほどき振り返れば もうすっかり春めいている
ヒヨドリ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1695.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 15
作成日時 2020-02-23
コメント日時 2020-02-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 5 | 5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 3 | 3 |
総合ポイント | 15 | 15 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 5 | 5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 3 | 3 |
総合 | 15 | 15 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>ひとつとして散らすことなく蜜を食み 去ってゆく この観察眼に驚きました。ヒヨドリはスズメよりは大きな鳥なので、花びらくらいは ちらしてしまいそうなものを、丁寧に食している 鳥の幸せそうな様子が 手にとるように感じられました。 やさしみの視線だと思います。うつくしいです。 元来、詩の役割は おのずと美しい自然を 詩を読む人に取り戻させる役割りもあったのだなあと たちどまりました。ためいきがでました。
>ひとつとして散らすことなく蜜を食み この行の繊細さとそれゆえの精確さにひかれます。
1とても嬉しいコメントをありがとうございます。箸休めのような感覚で読んでいただければなぁと思います。
0ありがとうございます(^^)
0ヒヨドリが物思う春の雰囲気が伝わる一枚でした。わずかに映り込む電線からも街中を飛ぶ姿が思い浮かびます。
1