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あの日
風がひと吹き 僕らの街をさらった 街の夜に一握りの砂が光った 君が背中を少し丸めて前のほうに傾けていた 君の肩は寂しそうだった 秋が来て 春は去った 夏は逃げて 冬が居座った この街は、どうしてこんなに寒いのだろうね と、僕は君に聞く でも君は答えなかった 春は来て 秋が去った 冬が忍び足で 夏は我が物顔だった この街は、暑いわね と、君が背を向けて言ったから 暑いね と、僕は答えた 冬が去って 夏も去って 秋も去って この街に春が駆けてきた 君が笑った 君の横顔はあの日と同じように美しかった 僕はうれしい だからもう、どうかこちらは振り向かないで その笑顔は その男のためだけれど 僕が、君のその笑い方をずっと愛しているから
あの日 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1846.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2020-02-01
コメント日時 2020-02-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ふりむくな 笑顔の君は すてきだよ (雛祭イベントで、五七五調でコメントしてます。) https://www.breview.org/forum_blog/archives/668 コメント
0四季巡り 君は君とて 君ではない 雛祭りイベントです https://www.breview.org/forum_blog/archives/668
0言葉数に対して、四季の移り変わり 僕と君との関係がとても鮮明に描けていると思います。
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